巨人1-0楽天:大敗の後の1点差勝利(6/8,149805,16)
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元大阪爺
2010年06月08日 09:07 visibility125
6月に入って3勝3敗ですが,3勝はいずれも1点差勝ち,3敗はいずれも6点差以上つけられての大敗でした。チーム状態が今一つの中で,「良い傾向」だと思います。大差で負けているときにリリーフ投手を温存できたので,僅差の試合に勝てたともいえます。プロ野球のチームには,極端な実力差はないので(例えば,優勝チームでも勝率は6割前後,最下位チームでも勝率は4割前後),大差の展開が続くことは少なく,僅差の試合をいかに拾うかということが大切だからです。ただ,負け試合で球場に行かれていた巨人ファンの方は辛かったと思います。
原監督が師匠としている故藤田監督は,「バカ負けはいいんだ。」という趣旨の事を言われていました。逆に,王監督・長嶋監督は,大差での負けを「いさぎよし」とせず,常に挽回を図ろうとして良いリリーフ投手をつぎ込む傾向がありました。王さん・長嶋さんの両方とも,球場に来るファンをことさらに大切にしていたからでしょう。でも,その結果として,巨人での監督時代は,二人とも十分な成績をおさめることはできませんでした。藤田監督とは対照的です。このあたり,監督というのは難しいですね。選手なら,大差で負けていても良いプレーをすれば賞賛されますが(王さん,長嶋さんの現役時代は,試合に負けても,「王・長嶋の本塁打を見られたら満足」というファンが大勢いました・・),監督は,試合を捨てることも必要だからです。
さて,交流戦も11勝9敗となり残り4試合。9日のオリックス戦はファン投手の先発が予想されます。楽しみですね。
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