ランキング関数:指数関数ではなくべき関数


ヤフーバブルのおかげで、ランキング2位とランキング3位についてのデータがたまりましたので、またエクセルで遊びます。


上の図は、私の日記において、y:ランキング,x:過去1週間の延べ訪問者数としたときのグラフです。昨年の2月20日から今年の3月29日までの220個のデータをまとめました。


 


昨年の10月31日の日記で、


 


y:ランキング,x:過去1週間の延べ訪問者数としたとき,yはxの指数関数またはべき乗であらわされ,
y=185.13exp(-0.0047x) (指数関数)


または、y = 801607x^(-1.7556) (べき関数)


 


としました。上のグラフに指数関数を当てはめてみます。





昨年の10月31日の時と比べ、非常にフィッティングが悪いことがわかります(データが増えたので、フィットさせる関数は、y=59.62exp(-0.0022x)に変わっています)。実は、昨年の10月31日までは5位までのデータしかありませんでした。グラフを見て理解できると思いますが、1)ランキングが上がる(yの値が小さくなる)につれて、1週間ののべ訪問者数(x)が飛躍的に大きくなること、あるいは、2)xの値が小さくなるとランキングが大きく下がる(yの値が極端に大きくなる)という2点の特徴について、指数関数ではカバーできないことがわかります。この2点は、実は、べき関数の特質そのものなのでべき関数を当てはめてみると、




上図のようになり、明らかにこちらの方がフィッティングがよいことがわかります。式は、


 


y=752225x^(-1.7568)


 


となります。


 


上記の2つの特徴については、一般のランキングでも当てはまることのように思えますから、LABOLAだけでなく他のランキングでも、一般にべき関数で近似できるかもしれませんね。


(そんなの常識だという人がいるかもしれないなあ・・)


 


ちなみに、5位よりランキングが下(y=5以上)のところでフィッティングさせると、指数関数でもよくフィッティングします。ヤフーバブルがなければ、今回の私にとっての「発見」はありませんでした。ということで、「ヤフーバブル」に感謝!


 


























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