野球SNSの人気の増減をグラフで見る(90005,13)


前回に引き続きエクセルで遊びます。






ランキングは,野球SNSの中での個人の日記の相対的な人気を示します。野球SNSそのものの(絶対的な)人気を測るには,野球SNSの訪問者数がわかればよいわけですが,それは末端のユーザーにはわかりません。ただ,ランキングを固定(例えば5位に)したときの,訪問者数の推移を調べれば,野球SNSの訪問者数の動向を推定できる筈です。ひらたく言えば,同じ5位でも訪問者数が多ければ,全体の訪問者数が多いと考え,少なければ全体の訪問者数も少ないと考えるわけです。






上図は,10/22〜12/21の期間の私の日記への訪問者数(1週間分)のグラフを順位(4位〜9位)によって色分けしたものです。同じ順位が続いたときだけ,線でデータをつないであります。全体でいえば,11月以降12月末にいたるまで,どの順位についても訪問者数が減っているので関心が徐々に下がっていることがわかります。以下,グラフで認められる3つの関心の高まりについて述べます。






10月28日〜11月8日についてほぼ5位(ピンク)が続いていますが,訪問者数は,10月28日から11月1日までは増加し(最大948名),それ以降8日までは減少します。増加の時期はドラフト(10月29日)から日本シリーズ初日(10月31日)の時期に重なります。しかし,訪問者数の数は「過去1週間の数」である以上,実際の訪問者数のピークよりやや遅れて数値が高くなることが想像されますし,日本シリーズが始まって以降,(同じ5位なのに)訪問者数は減っているので,この人数の高まりはドラフトによるものと考えられます。以降,5位や4位にもなっていますが948名という数字には遠く及ばず,この2ヶ月で野球SNSに最も人気が集まるのは「ドラフトの時期」ということになります。まあ,スポーツの中で,プロ野球に関する情報は相対的にどんどん少なくなっているように思いますが,ドラフトだけは図抜けて情報が多くなってきていることからも理解できる話です。






次に11月9日から12日に向けて6位(黄色)で人数が増えていますが,これがよくわかりません。日本シリーズは11月7日に終わっており,日韓チャンピオンシップは11月14日なのでどちらも理由としては弱いです。日本シリーズが終わった後のイベント(祝勝会?バーゲン?)とか,戦力外情報や補強情報の開始によるのでしょうか?




最後に,12月7-9日にも小さな高まり(4位の青)がありますが,私のネタとしてはFA藤井の巨人入りが大きいですが,それが全体に反映するとは考えがたく,むしろ,松井秀の移籍先が大詰めになってきた時期のせいかもしれません。MLBのワールドシリーズで松井が活躍していた時期(10/29-11/5)が,どちらかというと関心下降期であるのと対照的です。



 


以上から大胆に結論すると,野球(SNS)への関心は,(1)日本シリーズよりもドラフトの方が高く,(2)日本シリーズ中よりも日本シリーズ後のイベントの方が高く,(3)松井秀のMLBでの活躍よりも松井がどこに行くかの方が高いということになります。なお,この結論は1から3に行くにしたがって怪しくなります。


 


(2)や(3)について(つまり,11月12日頃と,12月9日頃の関心の高まりについて),他の説明を思いつく方は教えてください。


 
























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