坂本の来季年俸は8千万円・・気になる査定基準・・

坂本は,今季年俸3400万円から4600万円増の8千万円だった.他方亀井は,今季年俸3000万円から6000万円で,増加率も増加額も坂本の方が亀井を上回っている.ということは,フロントは今季の成績において,坂本>亀井と見ていることになる.しかし,見ている方の印象としては,シーズン前半こそ,坂本>亀井だったが,勝負所の8月以降の貢献度は明らかに,坂本<亀井であり,トータルでみても,ほぼ同等か亀井の方が上に思えることだ.気になるのは,坂本自身が言っているように,「打率3割を大きく評価してもらった」という点である.3割打者というのは一つの勲章とはいえ,この打率という指標に欠陥があること(四死球が反映されない。単打と長打の区別がない等)は最近よくしられている。また,打率(坂本.304,亀井.290)の比重を高くして年俸をはじき出しているとすれば,昨日も書いたような亀井のチームへの貢献(相手の隙をつく走塁やセーフティーバント,あるいは,粘っての四球等)が年俸に反映されないことになり,そのようなプレーを亀井も含めた他の選手がやらなくなる.坂本の年俸が上がったのは(それも,私の想像通り上がったのは)大変うれしいことだけど,亀井の査定と比較するとちょっと気になる結果だった.


 

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