吉見投手(中日)がリリーフで勝とうとすることについて(54187,14)
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元大阪爺
2009年10月10日 10:11 visibility111
金田正一さんの400勝目(巨人在籍時の1969年のシーズンの5勝目,ペナント優勝は巨人で決まっていました)も,先発投手(うろ覚えですが城之内投手だったと思う)が4回まで投げ,リードした展開で5回から金田さんが投げたと思います.江川も言っていたけど,記録に は基本的に「一位」しか残らないし,「勝とう」とするわけですから「敗退行為」でもないし,別に問題ないと思います.うち(巨人)のゴンザレスがいろい ろ言っているようですが,まあ,二位になりそうな投手が文句をいうのは当たり前ですから,吉見投手は「ネタ」と思って聞き流せばよいと思います.中日の森コーチが吉見投手をかばって怒っているのも,私個人としては好印象です.
個人記録に「ある種の意図」が入るのは避けられないので,リアルタイムで観戦しているファンの目にもわかるような明らかな「敗退行為」でない限り,私としてはOKだと思います.ファンあってのプロ野球ですから.
具体例をいくつか挙げます.
・首位打者を争う主力選手がスタメンで出ない.→X
これは,過去に多数行われてきたことですね.残り2試合でることを公言しているラミレスは立派です.ちなみに,長嶋さんは,選手時代に首位打者をとったときは,ペナント終盤での試合欠場は一切していないはずです.
・盗塁王を競う別のチームの選手が数が並んだ状態で両方とも盗塁しない→X
過去に実際にあったことです.
・本塁打王を狙う打者が打順で1番を打つ→〇
長距離打者が最初から出てきて本塁打を狙うので,それはそれで面白い.でも,過去に,それで本塁打を量産したのを見たことない.いつもと勝手が違うと難しいのだろうね.
・盗塁数を稼がせないために,対象選手がランナーにでたらわざと暴投する,ボークをする,ランナーはランナーで暴投しても走らない→X
打者に関連したものばっかりですね.ピッチャーは基本的にチームが勝利しないと評価されないので,「敗退行為」にはつながりにくいですね.ファンだって1試合でチェン投手と吉見投手の両方が見られたらラッキーでしょう.最後に1個例外を
・長年盗塁王をとってきた選手が,終盤の盗塁王争いで自身が僅差の二位であるにもかかわらず,新進の選手にタイトルを取ってほしいというファンの声を意識して自ら「もう盗塁はしない.」と宣言すること.これ,前者が福本豊選手(阪急)で後者が大石選手(近鉄)でした.このとき(1983年)の盗塁王争いは本当に熾烈で,残り試合も少なくなって,僅差で一位の大石選手が1試合3盗塁して「これで突き放した」と思っていたら,福本選手も同じ日の試合で3盗塁したことを聞かされてインタビューで絶句していました.その後,上記の宣言につながるわけです.阪急ファンにとっては,上記はXでしょうが,私個人としては,福本さんのプロ選手としての誇り・矜持みたいなものを感じて〇でしたね.
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