巨人の大量戦力外からみえる今年のドラフト指名の意図

・巨人は、現時点で14名の日本人支配下選手と契約解除しました(内2名は育成選手として契約予定)。これは過去10年を遡ってみても(日本人に限れば)最大の人数です。この事から、不可解だった2017年の巨人のドラフトの意図がわかったような気がするので以下に書いてみます。

 

 14名の内訳を見てみると、

  内野3名、外野3名、投手4名、捕手4名です。

 他方、2017年ドラフト(支配下対象)は

  内野4名、外野1名、投手1名、捕手2名を指名しました。

 

 ということで、投手と外野を除くと、概ね「バランスしている」ことになります。

 投手についても、昨年のドラフト指名7人中、6人が投手でしたから、今年と昨年の2年間で考えれば

 バランスはとれている(むしろ過剰)ということになります。捕手についても、「小林・宇佐見が

 いるのに、何で、社会人捕手を2名も取るんだ。」と思いましたが、4名(相川・鬼屋敷・実松・松崎、松崎は育成へ)を戦力外にすれば、確かに「(控え)捕手が足りない」事にはなります。

 

・つまり、「伸びしろがない」と判断された1.5軍の選手を大量解雇→薄くなった控えを即戦力の大社野手で埋めた形になりました。

 

 ということで、今年のドラフトの意図は、

 

 A・1位でチームの中心野手を取る→清宮または村上を取る。

 B・2位で投手、3位以下で控えクラスの野手・捕手を取る。

 

 ということだったように思います。1位で、立て続けにクジを外したために、順位が繰り上がって

 結局、Bだけになってしまったということのように思えます。

 

・今回のドラフトと14名の支配下選手解除によって、「控え選手」の若返りは確かに果たせました。

 来年以降のドラフトでは、将来の中心野手を獲得にいってほしいものです。

 

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