日本スポーツ界の指導者はどうあるべきか?主体性あるこどもの未来に向かって
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BANDELIE
2018年10月06日 17:35 visibility302
公式HPで公開しているブログです。
http://bandelie.com/2018/09/22/01/
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https://toyokeizai.net/articles/-/238811
今回は上記記事を読み、指導者や親ははどうあるべきかをみんなと考えていきたいと思います。
アスリートはどうやって育ち、どう成長していくか、ここをしっかり考えていかなければ、強い日本が来る日は遠いのではないでしょうか。
そもそも「指導」とは
指導を調べてみると下記のように説明されています。
ある目的・方向に向かって教え導くこと。
(goo辞書:https://dictionary.goo.ne.jp/jn/99057/meaning/m0u/)
明確な理由の下に、指導を行う者(指導者)が、指導を受ける者(被指導者)に尊重して取り扱われることを期待してなされる明示的な行為である。なお、指導は、「命令」および「監督」とは異なり、指導を受ける者(被指導者)には、必ずしも指導された内容を実施する直接的な義務はない。
(Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E5%B0%8E)
Wikipediaが思いのほかおもしろいことを書いてていびっくりしました。(笑)
指導者と被指導者の関係は、必ずしも指導内容に従う必要性はないようです。
①指導者には意見を聞き入れる心と新しさを発見する心が必要
要するに指導者が右向けといっても、左を向いた方が良いと判断すれば、自分の判断に従ってもよいわけですね。
ただ日本の社会構造上、「右を向かないといけない」「右を向いた方がいいんだ」と安直に考えてしまっている人が多いのではないでしょうか?
この事態に陥ってしまうのは、指導者や教育者に原因があるかと思われます。偉い人が言うことが正しいという風潮、そして偉い人自身も自分がすべて正しいと思って接する。
例えば自分が右を向けといった場合に、左を向く部下を認めてあげられる人がどれだけいるのでしょうか。その意見が経験上100%間違っていても、頭ごなしに否定するのではなく、部下がその意見に至ったプロセスをみてあげる心が重要になります。
「インサイドキックに正しいけり方などあるのか?」
自分がやってきたサッカーを例に挙げさせてもらうと、サッカーはボールをける・とめる・運ぶことが基本になります。そのため、キック・トラップ・ドリブルの仕方から教える指導者も少なくはないのではないでしょうか?
それらができないと、サッカーができる指導者にとっては我慢できないのかもしれませんね。
でもその指導者が教えたインサイドキックが、果たしてその選手の成長を促すことになっているのでしょうか?外股の選手と内股の選手では、けり方は大きく異なるかもしれませんね。そのためインサイドキックのけり方を1つの概念でとらえることはできないでしょう。
選手ごとにインサイドキックのけり方の正しさは、異なる可能性があるのです。
②正しさを常に模索する
「もっと言えばインサイドキックを使わない選手がいてもよい」
そもそもインサイドキックが必要ない選手がいるかもしれません。インサイドはもっとも精度が高いとされるキックと言われていますが、インステップやアウトサイドでインサイドの精度を保てる選手が生まれれば、その選手にとってインサイドキックは必要ありません。
いやいやそんなん無理だろって思う人もいるかもしれませんが、メッシが台頭してくる前にあのドリブルを想像できたでしょうか?自分はメッシのドリブルを習得するより、インサイドキック以外を使ってプレーすることを極めた方が早いと思います(笑)
③じゃあ指導者や親はどこまでやるべきか
育成年代のスポーツ指導において、技術やスキルを教えることの重要度は高くないかもしれません。それらを習得するヒントを与えることが指導者の役割ではないでしょうか。特にこの部分についてみなさんと考えていきたいと思います。
「スポーツに情熱を向けさせる~楽しさが最大の原動力~」
人間は、目標を明確に意識した時に、著しく成長の機会が生まれます。スポーツでは単純に「勝ちたい」や「うまくなりたい」「楽しい」といった欲求感情から目標を見つけるようになりますね。
すなわち、指導者はこの感情の機会をうまく提供してあげることが必要になってくるわけです。どんなメニューを組んだ時、どんな声がけをした時に、こどもたちの欲求は生まれてくるのでしょうか?
そこを指導者は考えなければいけません。こどもひとりひとりによってもその欲求は異なるでしょう。
しかし、楽しさだけではいけません。楽しさのみだといつか飽きがきます。野村克也さんも「苦しさを超えたところに真の楽しさがある」とおっしゃっています。この楽しさを見つけさせてあげることが指導者の資質になってくるのではないでしょうか。
「指導者が目的を考えてあげて目標設定を促す」
目標の先に目的があります。すなわち目標はゴールではなく、目的を達成するための手段に過ぎないのです。
このことは、大人ですら理解するのが難しいかと思います。会社でも数字目標などがありますが、その目標は会社の何かしらの目的のための数字にすぎないのです。しかし、現場の人間はその目標を追うことが目的となってしまいがちです。ちょっとこの話は長くなるので、今回は割愛し他の記事で取り上げたいと思います。
話を戻しましょう。
こどもに目的を持たすことは難しいでしょう。そのため、指導者がこどもたちの目的を考えてあげて、その目的につながる目標設定を促せると良いかと思います。
サッカーをやってるこどもが、みんなプロサッカー選手を目指してるわけではないですし、ただ楽しくてやっている子がいるということは理解しておかなければなりません。
楽しさを忘れて、いつしか夢や目標を追うことが義務のようにならないようにしたいものです。
主体性あるこどもの未来に向けて
指導に正解はないと思うので、みなさんの意見もコメントなりでいただけると幸いです。
FC.BANDELIEでも定期的に育成年代のスクール開催を行っているので、ぜひ一緒にこどもの未来を考えていければと思います!
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