絶望的な気分

  • けん坊
    2008年04月14日 07:05 visibility81

セレッソは、昨日、広島に1−4と大敗しました。0−10でも不思議ではないように見えました。
さらに、試合後の監督や選手のコメントを知り、かなり絶望的な気分になっています。

1 「前半は互角の試合だったと思います。ただ、後半早々の2点目は、集中を欠いていたとしか、言い  
  ようがない。さらに3点目をとられたところで、選手がメンタルの部分で動揺が出たと思います。
   今、ケガによって、両サイドバックや古橋が出ていないので、何とかそういった中でもチームの連係 
  を高めていけるよう、しっかりとチームを立て直していきたいと思います」

→「試合中は試合に集中すること」「失点しても最後まであきらめずにプレーすること」「チームが連係してプレーすること」と、いうのは”プロ”云々以前の問題かと思いますが、監督のコメントによりますと選手たちはそのことからして足りないようですし、就任してかなりの時間が経過しますが、監督も今までそのことに気づいてなかったような様子です。

2 Q:柿谷選手の起用の意図とその評価について。
 「柿谷をはじめ、若い選手にはC大阪の将来がかかっていると思います。彼らに経験を積ませるため 
 に、自信を持って試合には送り込んでいます。若い選手たちの能力、クオリティを考えた時に、経験を
 積めば将来の基盤となりうる。そういう意味で、彼らの起用に迷いも怖さもありませんでした。
  ただ、彼らがいいプレーをするためには、チームがいいプレーしないといけない。チームが機能でき
 なかったことから、柿谷の良さを出せなかったわけです」

→セレッソを応援するようになって3年と6ヶ月ほどですが、その間に多くの選手が入れ替わりました。
その間にずっと在籍しているのは「古橋」と「酒本」と「森島(寛)」の3人だけです。
しかも、ずっと試合に出続けているのは「古橋達弥」ただ一人です。

ボクの想像では、レヴィー監督がいう若い選手は将来のセレッソの基盤にはならないいと思います。
なぜなら、彼らは移籍してしまうからです。

試合を観ていても、チームプレーよりも個人の技術を試合中に魅せるということをしているのではないかと思われる選手もあります。自分をどこかに売り込もうとしていると思われます。

また、試合前に大口を叩いてみたり、試合中にボールよりも審判にアピールしたりする選手もいます。
どのような職種でも、本業や技術より口や態度が先行してしまうと、その地点で進歩は止まります。

監督の仕事とは「選手個人の技術を高め、それをチームとして機能させること」とは、浦和レッズの元監督であるブッフバルト氏の言葉ですが、まさにその通りだと思います。

…なので、レヴィー監督の「…チームが機能しなかったことから、…」という発言は「私が仕事を怠ったので」ということになります。もっともレヴィー監督は違う価値観で監督業をされているのでしょうけど…。

3 Q:監督は「10試合くらい程度は波のある状態が続く」と言われていましたが。(※)
 「それは、ケガ人がなく5試合から10試合、同じメンバーで闘うということが前提。そうなれば、経験上チ
 ームは安定します。そういう意味では、ケガ人が今出ているので、安定するには時間がかかってしま
 います」
 (※)以前、レヴィー監督は3月を3勝2敗で終えたことについて「試合勘不足」を理由とした上で、「あと  
 5〜10試合すれば…」というコメントをしていました。

→ここにきて、いよいよ「お先真っ暗になるような発言」が出ました。

 「…ケガ人のない状態で5試合から10試合を同じメンバーで闘えば、チームは安定する。」

→確かにそうでしょう。監督がおっしゃっていること、そのものは正しいことだと思います。
 しかし、現実にケガ人が出ています。 そして、どのチームも似たり寄ったりの状況です。
 そういったことのすべてを試されるのが、リーグ戦なのではないでしょうか?
 全員のケガが治るまで試合を延期してもらうことが出来るのでしょうか?それも、セレッソだけ…?

 絶望的な発言はさらに続きます。

 「そういう意味では、ケガ人が今出ているので、安定するには時間がかかってしまいます」

→と、いうことは、診断結果による回復期間がもっとも遅い古橋の復帰を5月5日とすると…。
 「6月25日のザスパ草津戦を終えるまで、チームは安定しない」と、いうことになります。
 しかも、その間1人のケガ人も、累積警告による出場停止もない状態が続くという前提です。
 その地点では、21試合も消化していることになります。丁度、半分ですね…。

 「一年間、同じメンバーで戦う」とは…。一体、そんなことがあり得るのか?
 監督はある意味「投げやり」になったのではないかと思っています。

 現実と正面から向き合わずに「将来を語る」なんて、…。
 努力することなく得ることが出来る結果などありはしないのに…。

 セレッソのJ1復帰という目標は、今、夢に向かいつつあります。


セレッソは、ここまで3勝4敗。実は昨年とまったく同じ成績です。
昨年の途中で就任したレヴィー監督。開幕ダッシュの悪さを昇格できなかった原因に出来ました。

今年は、昨年よりも6試合少ない42試合です。
1試合の重みが昨年よりも増していることは、素人目にも明らかです。

今のところ、不振の原因を「試合勘不足」としています。
ボクの考えでは、プロである以上、これほど相手チームやサポーターを侮った言葉はありません。

柿谷のコメントは、明らかにこれを受けてのものです。
「…残念ですけど、次もスタメンで出て活躍できれば、牧内さん(U−19監督)もみてくれていると思うので、しっかり活躍したいです。」
残念ながら、真剣勝負をしているという雰囲気はどこにもありません。
そもそも、誰のためにサッカーをしているつもりなのでしょう?

真剣勝負の場には「次もスタメン」なんてないのです。
負け続けているのに身分を保障してもらいたいなんて、プロとは思えないです。

主将である前田の発言は、もっとひどいです。
「連敗しないようにしっかりと戦いたいです。」

前節、9人になった岐阜を相手に2−3で敗れたことを忘れてしまっているようです。
連敗しないようにって、昨日1−4で負けて連敗してるんですが…。

2試合で7失点ということで、記憶が飛んでしまっているのでしょうか?

「気持ちを盛り上げるのは大変かもしれないけど、しっかり結果を出すしかない。どんな内容でも試合で結果を出していけば、個人の気持ちも変わってくるだろうし、それさえできれば問題ない。」

…あまりにも、バカバカしくてコメントできません。


次節は4月唯一のホームゲーム。JFLから昇格してきたロアッソ熊本と対戦します。
以前、セレッソに在籍していた福王選手や上村選手が在籍しています。

熊本に勝利することが出来れば「Jリーグの全クラブに勝利」という記録を更新できます。
1部と2部を行き来しないと、成し得ない偉業です。あまり、嬉しい記録ではありません。

もし、この2試合のような結果であれば、残念ながら「恒例の監督騒動」に発展すると思われます。
しかしながら、開幕後の監督のコメントを見る限りはやむを得ないのかなとも、思ったりしています。

開幕前の過大評価とは裏腹に、大苦戦のセレッソ。
恐らくこのままでは10位になるのも厳しいかも知れないと思っています。

それでも、とにかく応援は続けたいと思います。
ボクは選手と違って移籍できませんし、とにかくセレッソが好きだから…。

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