上村愛子お疲れ様&平野歩夢銀、平岡卓銅メダルおめでとう。
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tokkey
2014年02月12日 23:59 visibility240
正直、上村愛子という選手が余り好きではなかった。
長野五輪で金メダルを獲得した里谷多英は余り脚光を浴びず、可愛いというだけでメダルも獲っていないのにちやほやされている“人寄せパンダ”ぐらいにしか思っていなかった。
が、9日未に行われた女子モーグル決勝を観戦してその見方を改めざるを得なかった。
決勝をトップで滑り暫定1位。
今までで最高の滑りだったがカナダの姉妹選手に抜かされ、最後のハナ・カーニー選手の番になる。
カーニーは素人目にもミスが多くもたもたした滑りで、これなら上村いけるんじゃないかと思っていた。
が、結果はカーニーの得点が上村を上回った。
金メダル ジャスティン・デュフォーラポイント選手(カナダ)22.44点
銀メダル クロエ・デュフォーラポイント(カナダ)21.66点
銅メダル ハナ・カーニー(アメリカ)21.49点
4位 上村愛子選手(日本)20.66点
5位 ブリトニー・コックス(オーストラリア)19.43点
6位 エリザ アウトトリム(アメリカ)19.37点
専門家の意見によると敗因は上村の「基礎点」(過去の実績などを考慮して付ける点)が低かった事と、採点の基準に流行があってそれを無視した滑りだったからだという。
素人考えかも知れないが。
流行に左右されて基準がコロコロ変わる競技などハッキリ言って糞である。
ぶっちゃけ“アジア人が強くなってくると白人を勝たせる為にルールを変更する、白人の為の大会”なのだろうが。
オリンピックモーグル4回出場の附田(つきた)さんもコメントを求められて「厳しいですね・・・」と複雑な笑みを浮かべていた。
もし上村サイドがIOCに採点に関して抗議する様な動きがあれば、署名活動なりネット投票なり何でも協力してあげたいと思う。
ともあれ16年間お疲れ様。
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昨夜からスノーボード・男子ハーフパイプ予選をやっていて、今大会注目の天才中学生がいるというので見てみた。
中学生の名前は平野歩夢。小学生でプロデビューして様々な大会で優勝しているそうだ。
優勝候補はアメリカのショーン・ホワイト。前大会二連覇していて優勝候補。
当初は平野歩夢vsショーン・ホワイトの金メダル争いになると思われていた。
豪邸三軒&プライベートビーチ持ちvs新潟の片田舎の15才。という構図。
実際予選第2組のショーンの演技を見て「これは勝てない」と思ってしまった。
跳んだ時の高さとか技の切れが他の選手と比べて全然違っていた。
金はショーンで銀は平野かと思っていた所へ思わぬ伏兵が。
大阪・上宮高校3年生の平岡卓。ダブルコークを軽々決め、ショーンの95.75に対して92.25という高得点を叩き出し、予選2位で決勝進出。
眠い目を擦りこすり翌2:30から行われた決勝を観戦。
まず一回目で平野歩夢が90.75を出し1位に。平岡卓は大技を出そうとして失敗、45.00。
トリのショーン・ホワイトが今まで見た事も無い技を出して一気に抜き去るかと思いきや、まさかの2回ミスで35.00。
「こ・・・これはもしかしたらもしかするぞっっ!」とドキドキしながら迎えた決勝2回目、思わぬ展開が。
まず平岡卓が92・25の高得点を叩き出し一気にトップへ。一回失敗してるのに二回目でブルコークテン、ダブルコークテンの大技を連発出来る精神力。
日本人が金銀でワンツーフィニッシュか!と思われた刹那、信じられない事が起こってしまった。
スイスのユーリ・ポドラドチコフが彼の人生において一度しか決めた事の無い大技「キャブダブルコーク1440」を決めてしまったのだ。
94.75で一躍トップに。平野の二回目は93.50でこの時点で2位。
ラストのショーン・ホワイトの演技が待たれたが、そこそこの出来で90.25に留まった。
ソチ冬季五輪は11日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)決勝を行い、15歳の平野歩夢が銀メダル、18歳の平岡卓が銅メダルを獲得し、今大会の日本勢で初のメダル獲得となった。平野は冬季五輪の日本史上最年少メダリストとなった。平野は2回目に93.50点をマーク。平岡は2回目に92.25点を記録した。
ユーリ・ポドラドチコフ(スイス)が2回目に94.75点を出し、金メダルを獲得した。
3連覇に注目が集まったショーン・ホワイト(米国)は4位に終わった。
1 ユーリ ポドラドチコフ(スイス) 94.75(2回目)
2 平野 歩夢(日本) 93.50(2回目)
3 平岡 卓(日本) 92.25(2回目)
4 ショーン ホワイト(米国) 90.25(2回目)
5 David Habluetzel(スイス) 88.50(2回目)
6 張 義威(中国) 87.25(1回目)
7 史 万成(中国) 81.00(1回目)
8 ティムケビン ラブニャク(スロベニア) 72.25(1回目)
9 Kent Callister(豪州) 68.50(2回目)
10 ダニー デービス(米国) 53.00(1回目)
11 クリスティアン ハラー(スイス) 51.50(2回目)
12 グレゴリー ブレッツ(米国) 26.50(2回目)
それももたらしたのは10代の少年達。
因みに平野、平岡らのコーチはあの「うっせーな!」事件の國母和宏。
事件後はかなり人格が変わって周りから慕われる指導者になっていたらしいw。
バンクーバーの仇を弟子達が討ったという所だろうか。
ともあれハーフパイプ競技の歴史を変えた快挙である。
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- 事務局に通報しました。
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