用具を考える 番外編 懐かしの道具たち(2015/02/11加筆修正)

今回は…用具を考えるというよりは用具を偲ぶ…的な…。


突発的に書きたくなったので…


 


浮かぶ瀬もあれば沈む瀬もあるわけで…ビヨンドマックスのように野球の既存概念を破壊して大成するものもあれば、下の用具たちのように、歴史の影に埋もれてしまったものもあるわけで…今回は歴史の影に埋もれてしまったものの中でも、思い入れのあるバットと、一発屋グローブのネタを…。


 


思うことは紙一重何かが違ったら大成したんだろうなあ…と。[d223]


 


トンカチバット(こけしバットとも)


 


出会いは大学1年の時…アルバイトを始め、とりあえず購入したダイソーで買った金属バットよりもいいものを…と思いぼう都内のスポーツショップにて手に入れたXanaxのパンフレットにて見つけたのがこのトンカチバット…



ハンマーのような綺麗な円柱状のグリップエンド部分が特徴…カウンターバランスという軟式野球用のバットにしては珍しい(?)重心が後ろ寄りのバット…


 


当時大ぶりでバットがボールに当たらないのがデフォルトだった自分にとってこのバットの存在は願ったり叶ったりでした…。


(後に左打ちに転向したら改善…しましたが)


 


購入したのは結局、同じような形状のRawlingsのBigstick(千葉ロッテ小坂モデル)の型落ち品…型落ち品だったので6800円という安値で購入。



使った人の意見によると、カタログスペック上の重さ(750g)よりも振りやすいとのこと。重心が他のバットよりも手前に来ているので当然といえば当然ですが。 



あれから8年…今も大学のサークルのOB戦やリーグ戦のここ一番の場面など大事な時に小出し小出しで使用しています。


 


本当は出番を小出しにせず、もっと使いたいのですが…現在、金属製のものに関しては中古品以外では入手経路がないため、2015年現在は一般的なカーボン式のバットと併用して使っています。どこか再販しないだろうか?


 


爪つきグローブ


2008年の1~3月くらいにMizunoから出た爪つきグローブ…爪といっても鋭利なものではなくゴムか何かの突起物がグローブに付いているという変わったもの。当時は「エラーを減らすグローブ」としてニュースにもなりました。



前にいたチーム(経験者主体の軟式サークル)では、1名ほど購入者がいましたが、1度使っただけで元のグローブに戻していました。 


 

この記事(2012年記載)から3年、久々に使っている人を見ました。(販売し始めた頃からかぞえて)7年も使っているところを見ると、ボールを逃さない効果はちゃんとあって、使いやすいのかもしれません。


ただ、その人のフィールディングやキャッチングが普通にうまかったので、グローブの性能自体は未知数のままでした。



尚、 売れ行は不調だったのか、売りだしたMizunoでも既に取り扱いを中止しています。


 天下のMizunoですらこの状態…「ボールを出しづらくするグローブ」…絶滅したものかと思いきや


 


2011年頃にPromarkなるメーカーで、似たような機構を持つグローブが販売されていることを確認。最も、ついているのは「爪」ではなく「凸部分」ですが、突起でボールを弾きづらくするというコンセプトは似ているものと思われます。


ただ、2015年現在、上記のグローブが市場に出回ってから数年経っているものの、こちらは使用している人はおろか、販売している実物すら見たことがありません。ネットでは販売しているようですが…。



最後に…


歴史の影に沈む一品…あなたのもとにもありますか??


おしらせ:これより、「用具を考える」シリーズの記事を徐々に加筆修正しようと思います。というのも、新たに得た知識を旧来の記事に加えたいところがあったこと。そして、新ネタが出来ないまま、だいぶ時がたってしまったことが、心残りだったからです。

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