川口 能活~日本の守護神~「あんときもすごい苦しんだ。すごく似てると思う」by遠藤

アジアカップ準々決勝・カタール戦の後、インタビューで答えた遠藤の言葉。


 


あんとき-


 


7年前、2004年アジアカップ準々決勝・ヨルダン戦


日本は窮地に立たされていた。


 


1-1でPK戦を向かえ、お互いにキッカー2人ずつ蹴り終えた時点で日本0-2ヨルダン


3人目のPKは決めたものの、相手も決めて1-3


 


もう一人も決めさせてはいけない。はずしてもいけない。


見守る観衆の何割が絶望し、何割が祈っただろうか。


この場面から巻き返す事など普通なら不可能に近かった。


 


そう、普通なら・・・


この日の日本の守護神・川口能活は普通ではなかった。


 


日本の4人目が決めて2-3となったヨルダンのキック。


ゴール左上に蹴られた強烈なシュートをパンチング。コースを反れたボールはバーに当たりノーゴール!!川口が吼えた。サポーターも吼えた。一筋の希望をもらった。


 


5人目も日本は順調に決め、ヨルダンは枠の外に外しPK延長となる。


 


しかし6人目でついにヨルダンのキーパーに止められてしまう。


再び窮地に立つ日本。構える川口。


そして6本目のヨルダンのシュート・・・ゴール右上、枠内に飛ぶボール。同じ方向に飛び、腕を伸ばす川口。


パンチング。シュートは強く、まだゴールに向かうがこれもバーに当たり3-3


 


そして7人目は日本が決め、ヨルダンが枠外に外し日本の勝利となった。


元々私自身がGKをやっていて、プレースタイルも似ていることから川口が好きだった。


でもこの瞬間は間違いなく私だけでなく、日本中にとって川口はヒーローだったと思う。


 


川口はアジアカップだけでなく、ワールドカップ等他の大舞台でもPKをよく止める。ゆるい試合でこそ簡単なプレーにミスはあるものの、ここ一番の集中力はすさまじい。


サポーターからだけではなく、同じ代表メンバーにとってもヒーローだったのだと思う。


2010年ワールドカップではJリーグの公式戦に出場していなかったにもかかわらず代表メンバーに選ばれ、チームキャプテンを任された。


同代表のDF中沢は、「自分の名前より能活さんの名前が先に呼ばれ、舞い上がった。」と話している。3rdキーパーとしてであり、出場を期待される状況ではなかったがその存在がチームにとって心強い柱となることがよくわかる。


 


川島の熱いプレーも好きだし良いゴールキーパーだと思うが、私にとって「日本の守護神」はやはり川口選手だ。


昨日の吉田退場後のFK、あれは壁に対してもっと川島から指示があってしかるべきだと思う。ニアを直接狙えるようなコースを空けないための壁だ。結果論ではあるけどね。


 


ギリギリの勝負で注目が集まるゴールキーパー。近年の川島人気もさることながら、川口のプレーが大好きだった人も沢山居ると思う。


 


私もいちゴールキーパーとして、これからも日本代表GKに注目し応援し続けたいと思う。


 


2004アジアカップ準々決勝・ヨルダン戦PK


 






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