中学校の教育現状①  ~定例会の一般質問から~





























 

平成24年度の長洲町第1回定例会が3月に行われ、議会だよりが各家庭に配布されていたので、あらためて読み返してみました。

 

 

その中で、町の宝である子供たちへの教育環境に関して、気になった一般質問が記載されていたので、この質疑内容をふまえて“長洲町の教育環境”について取り上げてみようと思います。

 

 

 

問)『将来的に両中学校の統合を考えているのか?』

 

 

 

周辺の自治体は、早くから危機感を持ち、学校の再編問題に取り組んでいるところもあり、少子化の影響が深刻化している長洲町の現状に対する一般質問だったようです。

 

 

 

質疑は以下のとおりでした。

 

 

 

問1) 議員

 

県立玉名高校付属中学校の2年目がスタートするが、町内から何名が入学するのか?

 

 

答1) 教育長

 

町内4つの小学校から11名が合格し、入学する。また、私立の中学校に2名が希望されている。(全児童数162名)

 

 

 

問2) 議員

 

全児童の約8%が腹栄・長洲両中学校以外に入学する。



更に生徒数が減少していくことへの危機感は持たれているのか?

 

 

答2) 教育長

 

学力リーダーの養成、小中一貫教育についても取り組んでいるし、危機感を持ってその対策をとっている。

 

 

 

問3) 議員

 

平成10年4月、両中学校の生徒数812名、それが平成30年には383名になる。

(下記データ参照)そうなった場合、学校行事、クラスの交流、部活動等へもかなりの影響が出てくるのではと危惧する。

将来的に統合を考えるべきでは?

 

 

<町内中学校の生徒数の推移データ>

 

 

  10年4月/腹栄中 504名、長洲中 308名(計812名)

 

  23年4月/腹栄中 269名、長洲中 201名(計470名)

 

  30年4月(見込み)/腹栄中 217名、長洲中 166名(計383名)

 

 

 

答3) 教育長

 

部活動のための統合を考えるのはいかがなものかと思う。

私は、教育は少人数でも良いのではと考える。何人が適正か議論していきたい。

 

 
























 

この質疑内容を目にして、悲鳴をあげている教育現場の実状を理解して教育長は答えているのだろうか?まさか、実状を知っていながら目を伏せているのではないのだろうか?と疑問に感じます。

 

 

以前から気になっていた議会の様子が、6月25日の第2回定例会で一般傍聴できるらしいです。仕事も休みなので、一度町の行く末を話し合う現場を生で見てみようかと思っています。

 

 

 

質疑内容に対して疑問視するところを、次回から取り上げて行こうと思います。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。