あなたは誰のサインボールが欲しいですか？(72位)

子供の頃、ある時期、無性に「直筆サイン」が欲しかった。

欲しくて、欲しくて、たまらなかった。

憧れの、あの有名人が、実際にその手で書いてくれた、サイン。

遠い、幻のような存在だったのが、ぐっと身近になるどころか、

一気に、自分の所有物にできる。

たまらなく興奮するではないか。

ドキドキした。 

当然、匂いも嗅いでみる。（笑

両親に見せて自慢したら、

「本人じゃないよ。アシスタントという人が書いてるんだよ」

などと、平気で子供の夢を壊すことを言ってくれた。

ああいう瞬間ほど、大人に失望することはない。（苦笑

プロ野球選手では、

当然、長島茂雄のサインボールが欲しかった。

当時、小学校低学年だったが、

「燃えた、打った、走った！」は母親といっしょに映画館に行って見たし、本も買った。 

躍動する男。

誰よりもドラマチックな野球人。 

とにかく、長島は最高だった。   

そのサインボール、

本物はついに手に入ることはなかった。 

表面にサインがプリントされた硬球は持っていた。

それでも、飽きもせずに眺め、とても大事にした。 

手垢でベトベトになるまで、握りしめていたこともある。 

今の巨人に、自分が、「どうしてもこの選手の直筆サインが欲しい！」と恋焦がれるような選手って、何人いるのだろうか。

好きな選手はたくさんいる・・・というか、

巨人の選手はみんな好きだけどね！（笑

でも今、誰のサインボールも持ってない自分に気づいた。（爆 

オイラの愛が足りないのかな？ 

原さん、魅力のある選手を育ててくださいよ〜！

頼みます！！！