巨人はどうなってしまうのかな。
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Miya
2019年05月31日 10:46 visibility492
原辰徳さんは巨人で過去12年間監督を務め、7回優勝うち3回日本一。
2009年第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝し、王貞治さんにつづき、「世界一監督」。名将と呼ばれています。
巨人ではFAで他球団の主力選手を獲得して勝ってきた人という印象が強く、小笠原道大内野手、村田修一内野手、杉内俊哉投手がその例です。
FAのたびに巨人は有望若手を放出し、2013年は一岡竜司投手(28、現在は広島の中継ぎエース)、2014年は奥村展征内野手(24、現在はヤクルトのショート)を人的補償で失っております。
その時獲った選手はそれぞれ大竹寛投手(36、現在は2軍)、相川亮二捕手(42、2017年引退済み)でした。
今年は補強としてFAで広島から2017−2018年MVPの丸佳浩外野手(30)、西武から炭谷銀仁朗捕手(31)、外国人選手としてビヤヌエバ/Christian Iván Villanueva Limón内野手(27)、クック/Ryan William Cook投手(31)を獲得。ドラフトでは八戸学院大の髙橋優貴投手(22)を1位指名、その他は全員高校生の指名でした。原さんと2009年WBCで共に戦った岩隈久志投手(38)、中島宏之内野手(36)がなぜか入団。
最大の弱点であったリリーフ投手の補強がクック投手以外は行われていません。
スタッフとしては、昨年までスカウト部長であった岡崎郁さんがドラフト直前に解任され、原さん出身校の東海大相模高・東海大で後輩の長谷川国利さんがスカウト部長に就任。
2軍監督の川相昌弘さん、打撃コーチの二岡智宏さん、田代富雄さんは解任され、プロ野球指導者経験ゼロの宮本和知さん、元木大介さんをそれぞれ1軍投手、打撃コーチに据えています。
原さんは軸になる選手は他球団から完成品を取り寄せ、自前の選手は小粒化させてしまい、レギュラーを育成しない監督ではないかと思います。
この10年で唯一レギュラーに定着したのは坂本勇人内野手(30)だけ。
ここまで17本のホームランを放ち、打撃三冠王を獲る勢いの坂本にすらバントを要求する監督は原さんだけでしょう。
2008年巨人がドラフト1位で指名した大田泰示外野手(28)は日本ハムへの移籍で開花しました。今季の大活躍を見るとまさしく本来のスケールの大きなスラッガーとして素質が満開になっている状態です。
巨人にだって有望な若手はいます。
1軍に増田大輝内野手(25)、2軍に和田恋外野手(23)、岸田行倫捕手(22)、若林晃弘内野手(25)という良い選手がいるのに1軍の試合で使うことはない。
今、山下航汰外野手(18)という素晴らしい打撃センスを持つ育成の高卒新人が2軍で連日の快打を見せていますが、期待感よりも原さんが育ててくれるのかな?と不安になってきます。
「この人、嫌いな人は徹底的に排除するのかな?」と思ったり。
逆もしかりで。
中島宏之内野手は開幕から1軍にいるが、52打席安打7本、打率.171。
昨日ようやく2軍降格させたかと思ったら原監督はこのコメント。
「一生懸命練習しているところがあるので。なかなか打席多く打席を回すことができないから、ちょっと下(2軍)でね。いい打席をたくさんもらって、ちょっとつかんできてくれと」
はぁ?
若手の成長の機会が奪われるとは考えないのか。
2軍で将来の主軸を育てるとは毛頭考えてないんだ。
対照的なのは上原浩治投手(44)。
一度も1軍に呼ばれることはなく、2軍で投げ続けたが、「若手の投げる機会を奪いたくないから」と5月に引退を決めた。
岡崎郁さん、川相昌弘さん、上原浩治さん、いずれも指導者の資質十分だと思うんだけどなぁ。
巨人、迷走中。
現在だけでなく未来が見えない。
球界の盟主と呼ばれたのはもう遠い昔。
野球だけなく球団経営面でも他球団が目の色を変えて改革、改善して目覚ましい収益を上げているのをよそに今だ殿様商売的に旧態依然な読売。
もうそのスタイル古いよ。
人気ガタ落ち。
原さんの問題というより解雇した原さんを再度監督に据えた球団の問題か。
巨人の経営者、はやく目覚めてー。
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