復活劇のはじまりだ。~北国の春

  • 仲本
    2011年03月28日 23:05 visibility150


(こぶし咲く…、とばっかり思っていたら、これは「ハクモクレン」だそうで(同じものだと思っていた)。こぶしってやっぱり大阪にはないのか(-.-))


 


春の甲子園は今日で一回戦終了。宮城・東北高校はここに組み込まれることと決まっていた。なにはともあれ、まずはゲームを見なければなるまい。例によってMBS毎日放送の動画にお世話になることにする。序盤3イニングと9回を見てみた。


先頭打者ホームランを皮切りに5点を奪われ0-7というからどんなものかと思っていたが、ホームランは初球が打者の読み通り、2点目はバットの先ですくった打球がセンター前に落ちる、投手にとってはやや不運な当たり。ここで切れればよかったのだが、次の2点タイムリーの一球は甘いところに入ってしまった。東北先発の上村投手、よい時はもう少し直球がズドンとくるのだろう。


対する大垣日大の葛西投手、甲子園ではおなじみの顔になった。ゆったりとした左の変則、わかってはいても左打者の多い東北打線はなかなか対応が難しかったろう。せめて制球がばらつけばと思うが、四球0、死球2とこの日も安定していた。


 


報道は野球関係ないところでいろいろと物語を紡ぎだすだろうが、なんのことはない、立ち上がり投手がうまく投げ分けられないうちに打者にとらえられたということで、いわば「普通の試合」なのだ。大垣日大もしっかり準備して戦った。これが「初回はガチ。あとは流れで云々」なんてメールでも見つかったらそっちの方が大ごとなのである(ないない)。


 


東北高校、敗れたものの、夢の切符は消えずに済んだ。快進撃で地元に希望を、とそうそううまくは運ばないものだ。地元に戻ればまだそれこそ練習どころではなかろう。そんな学校がたくさんある。これは長い長い復活劇の、ほんのはじまりなのである。


 



(だからハクモクレンだって…、)


大会は二回戦に入り、試合が競ってきた。初戦で4本塁打と打ちまくった九州国際大付は4-2と小差で日本文理を降し、伝統校対決となった第三試合では北海が1点を守り切った。北海高校、春の8強進出は実に48年ぶりのことだとか。こちらの復活劇はまだまだ甲子園が舞台だ。













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