代表校放浪記~洲本(前)
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仲本
2012年02月27日 22:04 visibility157
橋を架けたい。
淡路島の大きな島影を対岸の神戸・舞子から眺めると、そんなふうに思うのも無理はないと思えてくる。技術力うんぬんはさておいて、ずっと昔からの夢だったはずだ。
神戸の中心街・三ノ宮から出発した高速バスは30分ほどで明石海峡大橋にさしかかる。曇り空から洩れる弱い陽光で鈍く光る海を越え、10分足らずで淡路島へ渡ってしまった。まったく途方もないものを作ったものだ。
バスはそのまま島内の縦貫道路を南下。なだらかな山なみが時折途切れると、車窓の右に、あるいは左に遠く海が見える。この日は渋滞もなく1時間半で洲本に着いた。なかなか手頃なドライブコースといった感じ。
バスターミナルと洲本高校とのだいたいの位置関係は下調べで頭に入れておいたが、念のため観光案内所で簡単な地図をもらう。ついでにバスターミナルの待合室の喫茶コーナーで軽食をとる。淡路牛のカツサンドだという。もらった地図を眺めると、観光向けなので洲本高校は載ってない[e330]
とにかく市街の中心部を通り抜け、川を一本渡れば近くまでたどりつけるはずだ。
学校は大きな通りに面しているわけではなく、むしろ目立たないところにある。川沿いに一枚だけ案内看板が立っていた。通りを折れてみると少し奥に校庭らしきものが見えた。
正門のすぐ横手にバックネットがあり、選抜出場記念の横断幕がかかっていた。選抜大会優勝の記念碑とかそういったものは外から見た限りはよくわからなかった。まあ校内にあったとしてもそこまで撮ってくるつもりはなかったのだが。校門近くには野球部員らしき子たちがちらほらいたがのんびりした雰囲気だった。全体練習があったとしても今日は終わったのだろう。
生徒さんがいるとちと写真を撮るのは気恥ずかしい。帰りのバスの時間も気になるが、いったん学校を離れ、町を歩くことにする。
(高校の隣のお社。こんなところに横断幕があるのは珍しい)
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