ドラフト指名選手@わかさ
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仲本
2010年11月03日 18:48 visibility324
(画像1枚目。日本通運先発・牧田投手)
150km超の本格派の快腕もいいが、プロに指名されるようなアンダースロー投手ってのも見てみたい。というわけでわかさスタジアムに行ってみた。…、のが、この前の日曜日。大阪ガス−日本通運の試合、日通の先発は牧田投手。西武から2位指名を受けている。まあ西武のドラフトは1位の抽選が終わった瞬間に趣味に走ったりしがちなんだけれども(む)。対する大ガスの先発も広島から3位指名を受けた左腕・岩見投手と予想通りドラフト指名選手の投げ合いになった。
で、結果は、打線が頑張った(苦笑)。岩見投手が7回1/3を投げて8安打3失点、牧田投手が7回2/3で10安打3失点。社会人野球の全国大会の試合といえば延々と凡打の山を見ることになるケースが多く、この日も投手戦を予想していたのだが思惑通りにはいかないものだ。岩見投手はさすがに力のある直球を投げていたが、この日は少しずつ制球が甘かったのだろうか、2点を失った5回は上位打線に粘られた末に連打を浴びた。一方の牧田投手は2回以降毎回安打の走者を許す展開。それぞれ2度のバント処理封殺とけん制などでピンチの芽を摘み取ったりもしていたが、緩急で打者を翻弄するところをもう少し見てみたかった。試合のほうは両投手降板した8回にも1点ずつを取り合って3−3の同点となかなかおもしろい展開に。9回表、日通は大ガス継投陣に3番以下5連打を浴びせて一挙4点。この日はむしろ打線の集中力が素晴らしかったということか。
ところで、日通というチーム、牧田投手の前には同じアンダースローで益田という投手がいた。さらにひと世代前には乙幡投手が主戦で頑張っていた。たぶん意識的に獲っているのだろう。牧田投手が抜けた後、またどこかからアンダースロー投手を見つけてくるのだろうか?
かの渡辺俊介投手は社会人で同じ南関東地区の新日鐡君津にいたが、雑誌「グランドスラム」の昔の号に渡辺投手のインタビュー記事が載っていた。君津は当時都市対抗の予選で日通にやられていたので、「うちでも一人アンダースローを獲ろう。試合でだめでも打撃投手で使えるだろう」ということで採用された、とかいう話をしている。話半分、だとは思うが。知られざる「サブマリン王国」・日通出の牧田投手もがんばってNPBの1軍マウンドに登ってほしいものだ。
(画像2枚目。大阪ガス先発左腕・岩見投手)
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