北東北放浪記・大甲子園篇〜第七日第二試合

  • 仲本
    2010年08月13日 23:30 visibility131

北東北遠征は7月24日、秋田・こまちスタジアムからスタート。秋田大会の決勝戦だった。あれからちょうど20日、関西での日常に戻ってみると、ずいぶん前の話のような気がする。

勝った能代商業、前回出場から25年の時を経て、甲子園に帰ってきた。開会式は8月7日、試合は大会第7日の第二試合。組み合わせ抽選の時に相手校が決まる中で一番遅い日程である。
試合ダイジェストの映像とボックススコアしか見ていないので軽々しいことは言えないが、秋田を勝ち抜いたときに備わっていた「無形の力」のようなものが、ひょっとして日程が開いたことで抜けてしまったのではあるまいか。相手がどこであれ、競り合うことができる、そして勝つ。今年の能代商業はそうして勝ち上がってきたのだが、甲子園では地に足がつかないうちに失点を重ねてしまった。

対戦相手は鹿児島実業、鹿児島大会の決勝は7月22日。しかしこちらは2年ぶり17回目の出場、鹿児島を代表する常連校の一角だ。甲子園出場が決まってから初戦までどうやって持っていくか?そのへんのノウハウは相当蓄積されているだろう。なるほど打ちも打ったり、だが、その辺で差が出てしまったような気もする。

東北勢は今日3校登場、しかし3校とも涙をのんだ。なかなか第7日は難しい。ただ、八戸工大一は1つ勝っての2戦目だったし、今残っている学校は初戦でいずれも前評判の高い学校をなぎ倒している。秋田勢も次の目標はまず春の選抜だ。東北で勝てれば全国でも勝てる、夏だって近いうちに勝てるだろう。

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