＜全国高校軟式野球＞中京、連覇なるか…２５日開幕

第５７回全国高校軟式野球選手権大会（日本高校野球連盟主催、朝日新聞社、毎日新聞社など後援）が２５日開幕する。地方大会を勝ち抜いた１６校が兵庫県の明石トーカロ、高砂市の両球場で５日間にわたり熱戦を繰り広げる。

　優勝争いは連覇を狙う中京（東海・岐阜）と、昨年準優勝の作新学院（北関東・栃木）が中心。中京は本格派右腕・工藤や制球力のある高畑らタイプの異なる４投手がおり、地方大会５試合で３失点と安定感抜群。東海大会で満塁本塁打を放った吉川ら長打力のある中軸に加え、伝統の機動力野球も健在だ。

　前回準優勝のメンバー１１人が残る作新学院は新チーム結成後、公式戦１６連勝中。投手陣は右サイドスローの神山を中心に完投能力のある３人がそろう。３年連続出場の主将・田辺が引っ張る打線もすきがない。

　福岡大大濠（北部九州・福岡）は切れ目のない打線で足技も絡めた攻撃が持ち味。新田（四国・愛媛）は直球で押す投球が魅力の２年生右腕・藤岡が地方大会４試合で１失点。学校統合により今年度で廃部となる大津・大津緑洋（西中国・山口）は部員数が１４人ながら、右腕・小林を中心とした守りの野球が光る。４１年ぶり出場の気仙沼（南東北・宮城）は県大会準決勝以降の４試合で３８得点と打線が好調だ。

　◇２５日の試合◇

　▽１回戦（左が一塁側）

　○…明石トーカロ…○

１０時２０分　登別明日－鳥取西

１２時５０分　中京－神戸村野工

　○…高砂市…○

１２時　　専大北上－比叡山

１４時半　富山第一－福岡大大濠