
内川、長谷川を超える驚異の出塁率天性の巧打者SB中村晃
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りぴーちゃん
2013年06月08日 23:19 visibility522
西高東低ならぬ“パ高セ低”の状況が続いている今季の交流戦。そのため、それぞれのリーグ順位は大きな変動がなく、ペナントレース上での楽しみはさほど感じられない。
各々のチームの主力の調子や、若手選手たちの活躍に注目が集まるが、そんな中、福岡ソフトバンクのファンにとって、何とも楽しみな若手が活躍を見せている。入団6年目を迎えた中村晃だ。
中村は、帝京高校から高校生ドラフト3巡目指名で福岡ソフトバンクに入団。帝京時代は、四番打者として高校通算60本塁打を放ち、甲子園にも3期連続で出場したスラッガーだった。
昨年は、ウエスタン・リーグの首位打者を獲得したほか、得点、出塁率、四球数、長打率でも1位を獲得。今年は昨年に続いて開幕一軍を勝ち取ったが、開幕3戦目で右手小指を剥離骨折し、4月1日に登録抹消。交流戦が開幕した5月14日にようやく一軍に戻ってきた。
5月19日の中日戦から、一番打者としてスタメン起用されるや、持ち前のバットコントロールと選球眼の良さを発揮して、ぐんぐんと頭角を現してきた。
6月7日時点の出塁率4割3分8厘は、好調な内川聖一や長谷川勇也を差し置いてチームトップ。特に価値があるのが、打席での粘りだ。追い込まれてもファールで粘り、打つべき球を待つ。あるいは四球を選ぶ。まさに一番打者として理想的な姿だ。
「一番打者として、初回は特に出塁することを意識しています。塁に出るだけではなくて、(相手先発投手に)できるだけ球を投げさせることも大事だと思っています」
6月7日現在の打率は3割3分3厘。それに加え、64打席で四球が10個、三振がわずか4個という数字が素晴らしい。1打席当たりの四球数と三振数、つまりは四球を選ぶ率、三振しない率でもチームトップを誇っている。
藤井康雄打撃コーチは語る。
「晃は、交流戦で成長したというよりも、もともと持っていた実力を出しているだけだよ。ボール球を見極める力、際どい球をカットする力があるから、打席で粘れるし、出塁もできる。そういうものは春季キャンプから見せてくれていたからね」
「首位打者といっても、3割にも届いてない(打率2割9分5厘)ので、納得はしていません。それに、上(一軍)で打たないことには意味がないですから」
一軍でいかに打つか。それを実現させるため、ホームゲームでは欠かさずアーリーワークに参加し、センターからレフト方向への打球を意識しながら打撃練習に取り組んでいる。左打者の中村にとっては、いわゆる逆方向への打球だ。交流戦で放った17本のヒットのうち、実に14本がセンターから逆方向。思わず「うまい!」と唸ってしまうバットコントロールも、選球眼や粘り同様、天性のものだろう。
その上、走者が二塁にいる場面ではきっちりと右方向に引っ張り、チームバッティングに徹することができる。
「状況に応じたバッティングができるのが自分の持ち味だと思っていますし、当然できなければいけないことだと思います」
中村は、決して口数が多い方ではない。それだけに「できて当然」という言葉からは、彼の自信がストレートに伝わってくる。
さらに、「交流戦の間にもっとアピールしないといけないですね?」という問いかけに、中村はこう答えた。
「いや、特にアピールするという意識はないです。普通にやっていれば打てると思っていますから」
今の中村の快進撃を支えているのは、確固たる自信
各々のチームの主力の調子や、若手選手たちの活躍に注目が集まるが、そんな中、福岡ソフトバンクのファンにとって、何とも楽しみな若手が活躍を見せている。入団6年目を迎えた中村晃だ。
中村は、帝京高校から高校生ドラフト3巡目指名で福岡ソフトバンクに入団。帝京時代は、四番打者として高校通算60本塁打を放ち、甲子園にも3期連続で出場したスラッガーだった。
昨年は、ウエスタン・リーグの首位打者を獲得したほか、得点、出塁率、四球数、長打率でも1位を獲得。今年は昨年に続いて開幕一軍を勝ち取ったが、開幕3戦目で右手小指を剥離骨折し、4月1日に登録抹消。交流戦が開幕した5月14日にようやく一軍に戻ってきた。
5月19日の中日戦から、一番打者としてスタメン起用されるや、持ち前のバットコントロールと選球眼の良さを発揮して、ぐんぐんと頭角を現してきた。
6月7日時点の出塁率4割3分8厘は、好調な内川聖一や長谷川勇也を差し置いてチームトップ。特に価値があるのが、打席での粘りだ。追い込まれてもファールで粘り、打つべき球を待つ。あるいは四球を選ぶ。まさに一番打者として理想的な姿だ。
「一番打者として、初回は特に出塁することを意識しています。塁に出るだけではなくて、(相手先発投手に)できるだけ球を投げさせることも大事だと思っています」
6月7日現在の打率は3割3分3厘。それに加え、64打席で四球が10個、三振がわずか4個という数字が素晴らしい。1打席当たりの四球数と三振数、つまりは四球を選ぶ率、三振しない率でもチームトップを誇っている。
藤井康雄打撃コーチは語る。
「晃は、交流戦で成長したというよりも、もともと持っていた実力を出しているだけだよ。ボール球を見極める力、際どい球をカットする力があるから、打席で粘れるし、出塁もできる。そういうものは春季キャンプから見せてくれていたからね」
支えているのは確固たる自信
昨年、ウエスタン・リーグで首位打者を獲得した直後、中村はこう語った。「首位打者といっても、3割にも届いてない(打率2割9分5厘)ので、納得はしていません。それに、上(一軍)で打たないことには意味がないですから」
一軍でいかに打つか。それを実現させるため、ホームゲームでは欠かさずアーリーワークに参加し、センターからレフト方向への打球を意識しながら打撃練習に取り組んでいる。左打者の中村にとっては、いわゆる逆方向への打球だ。交流戦で放った17本のヒットのうち、実に14本がセンターから逆方向。思わず「うまい!」と唸ってしまうバットコントロールも、選球眼や粘り同様、天性のものだろう。
その上、走者が二塁にいる場面ではきっちりと右方向に引っ張り、チームバッティングに徹することができる。
「状況に応じたバッティングができるのが自分の持ち味だと思っていますし、当然できなければいけないことだと思います」
中村は、決して口数が多い方ではない。それだけに「できて当然」という言葉からは、彼の自信がストレートに伝わってくる。
さらに、「交流戦の間にもっとアピールしないといけないですね?」という問いかけに、中村はこう答えた。
「いや、特にアピールするという意識はないです。普通にやっていれば打てると思っていますから」
今の中村の快進撃を支えているのは、確固たる自信
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