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ぽちお
2010年11月23日 21:54 visibility95
恒例のワールドサッカーダイジェストを買いました。
巨星対決のようなことが書いてあったので、クラシコも控えているし、個人的には色々なところで見飽きた感のあるメッシとC.ロナウドの特集かな? と思いつつも買ってみました。
すると、確かにこの二人について触れるページもありましたが、メインの巨星は両監督のグアルディオラとモウリーニョについてでした。
これはうれしい誤算!
かたや現在もっとも美しいサッカーをしているバルサの監督、かたや若くしてすでに伝説になりつつある名将。
選手の特集よりも興味が湧くというのが共にすごい人であることの証明になっています。
個人的にはモウリーニョが好きです、グアルディオラが嫌いというわけではありませんが。
これだけの強烈な個性を持つ人は今後も含めて出てこないんじゃないかと思います。
Jリーグの監督は試合後のインタビューで相手チームの健闘を讃え、文句を言うことはほとんどありませんが、モウリーニョはとにかく噛み付きます。
超守備的に戦って引き分けに持ち込まれた相手には、「客はそんなものを見に来ているわけではない、失礼だ」と言い放ち・・・次の試合で自分達はちゃっかり守備的に戦っていたりします(笑)
しかし一見感情的に見える立ち振る舞いもすべて計算されつくしたもののようです。
自分のチームのFWベンゼマがしばらく得点から遠ざかっていることを記者会見でマスコミに聞かれると、「どこかのチームには大金で買ったのにあまり点を取っていない選手(バルセロナのビジャ)がいるみたいだ、そっちの方が問題だと思う」
というコメントをします、これ自体凄いことを言ってますが、その裏には、ライバルチームであるバルセロナへの挑発をしながら、自分のチームで攻められているベンゼマを庇うという2面性があります、こんな挑発があったらマスコミはバルサのビジャとグアルディオラのところへすぐにでも向かって反応を見るわけで、ベンゼマの周囲からは雑音がなくなり、いつの間にやら両監督の喧嘩の様子がメインになります、これはモウリーニョの常套手段であり、自分が矢面に立つことで選手を守り、それによって選手から強烈に信用されることになります、たった一つの会見の一言の裏にはこれだけの効果があります、でも真似したくはない(笑) 周りが敵だらけになってしまいます、でもそれができるからこの人はこれだけ勝ち続けることができるのだと思います。
実際レアルの選手は「モウリーニョが監督になってからはマスコミに追われることが少なくなり、ストレスなく練習に取り組めている」とコメントしています、マスコミに話題を提供することで、選手にマスコミが群がるのを防いでいることが選手に伝わっている証拠です。
次の試合に対する準備も凄いこだわりで、対戦相手の分析は当然のことながら、スタジアムの芝の特徴、当日の主審がどういうプレーに対して笛を吹くタイプなのかを事前の練習に反映させているそうです。
これだけのことを平然とやってのけるモウリーニョ、なりたくはないけど尊敬してます。
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- 事務局に通報しました。
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