敢えてピヴォ当てしないということ

  • ぽちお
    2011年09月27日 22:02 visibility514

先日助っ人参加したチームで、丁寧に戦い方を説明してくれたところがあり、ピヴォ当てについて新しい知識が身についたので、メモしておきます。


ただし、ピヴォの当たりの強さ、キープ力に絶対の自信を持つチームはこの限りではありません。


 


・ピヴォに当てるとゲームが一気に加速する


ピヴォに入ったら落としてもらうため攻撃が一気にスピードアップします、相手もピヴォに自由にやらせると危険なので強く潰してくるので一気に全体のテンポが上がります。


 


・ピヴォ当ては諸刃の剣


ピヴォへパスを出した瞬間に攻撃のスイッチがチーム全体で入るため、全員の重心が前がかりになり、インターセプトやピヴォが潰されるとカウンターを受ける、相手の守備もピヴォにボールが入った瞬間にしっかり潰しに来るので(初心者同士のチームだとノープレッシャーでピヴォが受けられることも多々ありますが)、お互いの重心が前になる結果、数的不利のカウンターを受けやすい。



 


以上の点より


・ピヴォが遠い時はピヴォ当てを自粛する


ピヴォに当てるのは攻撃時に上手く全員が押し上げられてピヴォとの距離がある程度詰まってからにする、ピヴォとの距離が短ければダッシュの距離も縮むし、インターセプトもされにくい、ピヴォがキープする時間も短くて済むしダイレクトでのポストも可能になる。



 


・敢えてピヴォに当てないという選択肢を持つ


ピヴォに当てるというよりは、ピヴォが動いて相手ディフェンスを動かし、サイドにいるプレーヤーを攻撃の起点にすることで、リスクを抑えた攻撃をする必要もある。


サイドにボールが入った後も上のルールは有効なので、簡単にピヴォに入れて奪われるリスクはあり、サイドから強引に仕掛けてボールを奪われた方が全体の運動量は少ないことを考慮して、更に自分のチーム、相手のチームの体力なども加味して、ピヴォに入れるかどうか総合的な判断が必要。



 


 


相手と自分達のどちらが攻守の切り替えが早いかなどもピヴォ当ての頻度と距離を決める上では重要だと思われる。



 


基本的に自分は「ピヴォが空いたらまず当てる」というコンセプトでプレーしていました、真ん中に入れれば相手は嫌だろうと。


自分が守っている時に嫌ではあるんですが、インターセプトが一番狙いやすいところでもあることも理解していました、だから早いボールを足元に・・・とやっていましたが、この「空いていても敢えて当てない」という判断が非常に斬新に感じました、目から鱗というやつです、一時期「ピヴォ当て」なんて戦術がありましたが、フットサル先進国はピヴォすら置かない風潮になるというのもこういったリスクマネージメントと関係があるのかもしれません、まだまだ知らないことがたくさんあると痛感しました、これだから色々な人とプレーするのは重要です。

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