竹田青嗣著「中学生からの哲学『超』超入門」(自分の意志を持つということ)Ⅰ自分とは何か

竹田青嗣著「中学生からの哲学『超』超入門」(自分の意志を持つということ)Ⅰ自分とは何か
昨日はここまで読みました。
Ⅰ大事なのは「正しさ」ではなくて、「他者との調整可能かどうか」
→「自己と他者」についてということですね。
Ⅱ「世界」には自己修復力がある
Ⅲ価値は「関係」で決まる
→これも「自己と他者」との関係性から生まれる。
Ⅳ欲望がなければ、世界の意味の秩序は形成されない。
→「自己と他者」ということが大前提にあるけど、「自己の欲望」が世界の秩序をある意味で形成するということ。
Ⅴとことん壊れる経験がないと、世界は深まらない
→これは村上春樹でいうと、「井戸を掘る」ということなのでしょうか。「自分壊せ」とは想わないけど、「自分が壊れる」瞬間がある。それは時として「突然に訪れる」、予期なく到来する。それが自分が望んでいるものであろうとも、そうでないとしても、それまでの「自分の秩序」(あるだろうと信じていたもの)が突然に崩壊する危機をわれわれは多くの場合「突如として」経験しなければならない。そのとき「どう自分が動くか」「動けるか」ということが、その人の人生を、思想性を再構築するのだろうと感じています。
 「とことん壊れたところから始めるしかない」そのような「井戸の底を見る」経験が、大いなる次の自分を形成するのであろうと。
 デカルトしかり、スピノザしかり、ヘーゲルしかり、ニーチェしかり、ハイデガーしかり、他の偉大なる哲学者はそれを経験している。

「自己を壊す必要はないけど、壊れるときに自分をいかに見いだすか。世界をどう見るか」ここが経験なのだろうと途中ですが想いました。

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