いさご波

”いさご波”  安住洋子著  新潮社

筆者の作品は初めてだが、とても良かった。

 残念ながら作品数はあまり多くないようだ。

江戸時代初期、下級武士の悲哀を扱った短編集。

 かく編のタイトルが全て〇○波というのが斬新。

例えば、いさご波は瀬戸内地方で穏やかな波を表す。

 また、ささら波はささやかな波のこと。

実際の物語はそのような穏やかな波ではなく、

 むしろ、船を転覆させるような三角波かもしれない。

 

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