半減期を祝って

”半減期を祝って”  津島佑子著  講談社

筆者の最後の作品になってしまった。

 ”葦舟とんだ””ジャッカドフニ”が筆者の好きな作品。

本作品は3短編からなり、互いの関連性はない。

 原発事故から30年後、セシウムの半減期を政府が祝う。

  一方では奇妙な団体を少年たちに押しつける。

 トウホク人を差別するような政策だが

  一方で原発被災者は優遇する。

 とてもペシミステイックな内容だが

  現実にありえそうな内容が怖い。

 

 

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