美しい国への旅

”美しい国への旅”  田中慎弥著  集英社
濁りに覆われた未来の無い世界での話。
 原発事故後の日本に重ねられることは明白なのだが、
  荒廃した国家では夜盗による非道な略奪も繰り返される。
母を夜盗に殺された少年は復讐に向かうが
 途中で会ったハセガワという女兵士の意思を継ぎ
  基地にいる司令官を殺しに向かう。
 ハセガワが前半で死んでしまったのが少々惜しまれる。
一方、自身を最終兵器に変えてしまう司令官の話は
  カタカナの長文でもあり、途中で全く読む気が失せてしまった。
最後に少年のリーダーが出てきたり
 長身の剛腕女性も出てくるが
  結末がイマイチ呆気なかった感じがする。
 結局筆者が何を言いたかったのか全く理解出来ない。

 

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