お茶壷道中

”お茶壷道中”  梶よう子著  角川書店
「茶壺におわれてとっぴんしゃん」この歌詞の意味や由来を
 今まで考えたことも無かった。
  徳川幕府の威信をかけたこの道中は運ぶ者へはプレッシャー
   町人達へは大きな負担にもなっていたようだ。
幕末前夜に宇治から江戸、横浜の葉茶屋で奉公し、
 末は葉茶屋店主へと駆け上がる仁吉。
世相の変化や異国との交易に技術の進歩。
 仁吉という商人のたくましさがうかがえる。
筆者の作品は久々だが、別のものも読みたくなった。

 

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