中軸打線の復調。

最後の最後、9回2死からの土壇場で4連打という、一年を通しても滅多にない勝ち方で勝利を挙げたホークス。ここ数試合、負けはあったが打線が繋がりだした。とくに小久保の好調と松中の復調は大きい。

 

だが実は、勝因はここにだけにあるのではない。3番の多村である。

 

最近、いったい彼がどのくらいのあいだ、得点圏にランナーを置いてのヒットを打てなかったのだろうか? 少なくとも、ここ10数試合ぶりである。とにかく打点が、6月29日のホームラン以外、ぜんぜんなかったのだ。そして9回、やっとのことで得点圏においての打点が出た。本当の意味で打線が繋がったのは、実は今日だったのである。

 

実に長いトンネルであった。でもそれが抜けきれたとはまったくいえない。最近は投手陣がピリッとせず、ビッグイニングを作られたり、中継ぎ陣が崩壊したりと、投手王国返上の試合運びだった。きょうも水田が中継ぎに失敗、ガトームソンの勝利を消してしまった。つくづく不運なガトームソン。

 

それでも、いままでは完璧に負け試合だったところをひっくり返したのは大きい。本調子とはまったく言えないが、中軸打線の復調がこのまま波に乗り、試合にどんどん勝ち進んでもらいたいものだ。

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