絶頂期を予感させる大阪桐蔭の春夏連覇

  • 紗代光
    2012年08月27日 04:47 visibility198

決勝では14奪三振で完封と光星学院を寄せ付けない圧巻の投球を見せた大阪桐蔭・藤浪

 全国の3985チームが参加し、6月16日の沖縄大会から熱戦が繰り広げられてきた第94回全国高校野球選手権大会は、8月23日に決勝が行われて、大阪桐蔭高(大阪)が4年ぶり3回目の優勝。2010年の興南高(沖縄)以来、史上7校目となる春夏連続優勝を達成した。

■1試合ごとにすごみを増した藤浪の投球 史上初の春夏同一カードとなった光星学院高(青森)との決勝。最後まで主役を明け渡さなかったのが、藤浪晋太郎だった。強打を誇るチームを相手に、わずか2安打。甲子園自己最多となる14個の三振を奪って完封した。
「3年間で一番のピッチングをしてくれた」とたたえた西谷浩一監督。藤浪自身も、「粘ることができた」と胸を張った。

 今大会の藤浪は5試合中4試合に登板し全て完投。初戦こそ、木更津総合高(千葉)の4番・高野勇太に一発を浴びたが、試合を経るごとにすごみを増した。準決勝と決勝の連続完封は、西日本短大付高(福岡)の森尾和貴が74回大会で達成して以来20年ぶり。防御率は0.50、被安打率3.50、与四死球率2.25、奪三振率12.25と、どれをとっても素晴らしいとしか言いようのない内容だった。

 打線では、1番・森友哉、4番・田端良基らが注目されるが、決勝では1安打だった白水健太が先制本塁打を放ったように、チーム全員で得点を取りにいっていた印象が強かった。森以外にも、6番の笠松悠哉、代打で4試合に出場した近田拓矢ら2年生がおり、来年もさらに注目だ。4年で3回の全国優勝。まさに絶頂期と言えるだろう。

 一方、今回も決勝で勝つことはできなかったが、光星学院高も3季連続で甲子園準優勝。立派な成績であり、胸を張ってほしい。チームでは、1番・天久翔斗、3番・田村龍弘、4番・北條史也らに注目が集まったが、それ以外の選手も夏の舞台で活躍を見せた。特に神村学園高(鹿児島)戦や桐光学園高(神奈川)戦では走塁への意識の高さを見せた。田村主将が、「日本一の走塁を目指してきた」と話した一端が見られた。

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