ウクライナ東部 親ロシア派への抗議集会 nhknewsweb
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2014年05月21日 09:53 visibility74
ウクライナで大統領選挙が近づくなか、
東部のドネツクで、選挙の妨害活動を続けている
親ロシア派の武装集団に抗議する市民による集会が開かれました。
ウクライナ東部のドネツクでは、州政府庁舎などを占拠する
親ロシア派が一方的に独立を宣言し、
今月25日のウクライナ大統領選挙への妨害を続けています。
20日、ドネツク市内中心部にあるサッカースタジアムでは、
親ロシア派の武装集団に反発した市民が独立宣言後初めて抗議集会を開き、
炭鉱労働者やサッカーファンなどおよそ500人が集まりました。
集会は、東部で多くの製鉄所を所有しウクライナの「鉄鋼王」と呼ばれる財閥のトップ、
アフメトフ氏の呼びかけで行われ、アフメトフ氏はスタジアムの大型スクリーンを通じて、
「東部の経済を破綻させるような行為は許さない」と述べ、
秩序が回復するまで親ロシア派への抗議を続けようと訴えました。
集会に参加した大学教授の男性は「大統領選挙は国民の義務であり、必ず参加します。
ウクライナの一体性を支持します」と話していました。
さらに、武装集団が占拠を続ける州政府庁舎の前などでは、
同じく親ロシア派に反発する市民が車のクラクションを一斉に鳴らして抗議の意思を表していました。
ウクライナ東部では、地元の選挙管理委員会に押し入って
選挙の実施を中止するよう脅迫するなど、大統領選挙への妨害を繰り返す
親ロシア派に対して、市民の間の反発が徐々に強まっています。
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