ギリシャ 0-1 ロシア
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2008年06月16日 08:41 visibility76
初戦を落としているチーム同士の生き残りをかけた一戦は、
ロシアがズイリヤノフのゴールでギリシャを下した。
試合開始からロシアが主導権を握って時間が進む。
ビリャレトジノフ、ジルコフを中心に左サイドを崩す場面が再三見られ、
ギリシャ守備陣にある穴へパスを通しては左サイドからクロスを上げる。
しかしギリシャからすれば相手ペースの時は自分たちの守備力を最大限に発揮している時間で、
ある意味ギリシャペースということもできる。そして必殺のセットプレイで得点を狙う。
19分左サイドで得たFKをゴール前に送ると、
ハリステアスが頭で合わせてあわやゴールかという場面が。
ここはセムショフが体で防いで左CKに変わったが、相変らずギリシャのセットプレイは精度が高い。
しかしセットプレイだけではヒディング監督率いるロシアの腰をひかせることはできなかった。
攻撃に人数を割いてゴール前に4人入ってきた形から、ビリャレトジノフがファークロスを上げる。
GKが処理するためにサイドへ向かうが、それより先にセマクが後ろ向きから頭越しにパス、
中で無人のゴールにズイリヤノフが流し込んでロシアが先制した。
先制点を奪われたギリシャはもう攻めに出るしかない。セットプレイでは
GK以外の全員が敵陣に入るなど得点への執念を見せたが、
基本的にシュートを打つ意識がカラーグニス以外低い。
そのため、ゴール前での決定的な場面でもラストパスを選択する場面が見られ、
結局最後まで得点を奪うことはできなかった。
これでロシアは最終戦のスウェーデンとの試合に望みをつないだ。
初戦スペインに喫した1対4の敗戦から立ち直り、グループリーグ突破へ向けて
最終戦は勝利のみを目指す。エースFWアルシャフィンの出場停止も解け、
万全の態勢で向かうことができる。残念ながら、前回大会を制したギリシャは
ここでグループリーグ敗退が決定した。ギリシャは、欧州王者になったスタイルを捨て、
新たなスタイルを模索したことがそのまま敗因につながった。
【EURO2008結果】
◆グループD
6/14
スウェーデン 1-2 スペイン
ギリシャ 0-1 ロシア
◆グループA
6/11
チェコ 1-3 ポルトガル
スイス 1-2 トルコ
◆グループB
6/12
クロアチア 2-1 ドイツ
オーストリア 1-1 ポーランド
◆グループC
6/13
イタリア 1-1 ルーマニア
オランダ 4-1 フランス
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