[サーブ]オーバーヘッドは胸トラップで打て

 
 
 

 

■バンザイだと力が入らない
オーバーヘッド(サーブやスマッシュ)を打つときどうしても力が入らない。苦手。
もっと力を込めて打った方がいい?やっぱ筋トレが必要?
意外と胸の角度を変えることでパワフルに大変身するかもです。

 

 


■トスを胸トラップする
バンザイでは力が入らない。
打点の高さはどこであれ胸の前でインパクトしたい。
地面に対して高い打点を取るなら、胸を打点に向けるとパワーを伝えやすくなります。

 


また視覚的、感覚的な効果も期待できます。
頭の上にあるものを触ったり叩いたりするのは日常生活ではあまり経験しないこと。
しかし胸の前のものを触ったり叩いたりするのなら、そんなに難しいことではないですよね?
ストロークで胸の前で捉える感覚は、めっちゃ練習してますもんねw

 ✕ サーブの打点は頭の上
 ○ サーブの打点は胸の前

発想を切り替えてみましょう!

 

 

2010 NCAA Champion's Toss compared to ATP Pros Verdasco and Lopez  -SCiO 3D Sports

https://youtu.be/o09n5ewv1Kk

 

テニス サーブ 本当の足の曲げ伸ばしとは 窪田テニス教室


コツは、自分で上げたトスを胸トラップする要領で肋骨(ろっこつ)ごと上にスライドさせること。
ラジオ体操の深呼吸のポーズをすると、肋骨が上にスライドすることを確認できます。
肋骨は本来、ジャバラ状=アコーディオンのようにスライドする機能があります。
ムーンっと胸のアコーディオンを伸ばしちゃって下さい(笑)。

 


肩甲骨の下端のラインから上、胸椎は反ってもOK!
肋骨をスライド&胸椎を反ることで、安全に胸トラップのカタチを作ること。
効果としては、胸の前でインパクトすることで、力が入りやすいなります。

 


ただし、絶対に腰(腰椎)では反り返らないこと!←【超重要】一発で腰を痛めます
 

↑こんな準備体操やってるテニススクール、さすがにもう無いよね?(チラチラ)

 

 

○胴体の回旋を担うのは胸椎と股関節である
脊椎は上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎に分けられますが、これらはすべて同等に機能しているのではありません。 骨盤のすぐ上にある腰椎は、全部合わせて左右に5度程度しか回旋できない構造なのです。 つまり反らせて動きを悪くしたうえでこの部分を回旋しようとすることは大きな負担となります

 

・参考記事:腰椎を捻ろうとするから負担が増大し痛みが出る
http://net.keizaikai.co.jp/archives/8511
 
このエントリーではしれっと流しますが、

腰痛を抱えるプレイヤーにとっては超重要な情報です。

時計の1秒は6度。5度というのは1秒以下。本来、回旋しない部位なわけです。

テニス腰、ゴルフ腰、野球腰など回転系スポーツで発生する腰痛の多くは、

腰椎を回旋させるような動作にその原因があります。

いわゆる「腰を回せ」とか「腰で打て」が腰痛の原因なんですね。

※症状で言うと椎間板ヘルニアや腰椎すべり症などが代表例

 
回すのは腰じゃないよ。回旋のメインエンジンは股関節だよって話は、

改めてブログ記事にするかもしないかも。

 

 
・関連記事:ストロークはミドルシュートのように打つ
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000007081

・関連記事:いまどきフォアの打ち方!! 3つの原理原則
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000005314

 
○参考動画:【ジュニアテニス】サーブとストロークのトレーニング

https://youtu.be/v1nTgdOn1Ao
 
○参考動画:ストレッチ 背骨が曲がるしくみ&安全に反らせるコツ
 
https://youtu.be/qXR8R6pMGyE 

 

 ○参考動画:胸椎を反らすために意識するコツ-軸伸展と姿勢の保ち方

https://www.youtube.com/watch?v=b0o7PJzwrf4

 

胸椎を曲げるためには、意外と肩甲骨の柔軟性が重要

MENU06 サークルスクラッチ

 ↑今や気の利いたリトルリーガーなら誰でもやってるサークルスクラッチ(マエケンダンス)

 


■高い打点のときは胸を上に向ける


応用編としてはスマッシュやハイバックボレー。

苦手な方の特徴として、胸を上に向けずに手だけバンザイでハイボレーを処理しようとしがちです。ハイボレーでも胸をしっかり上に向けて処理するようにすると意外と力が入ってラクチンですよ~。

 


スライスでも両手バックハンドでも同じように胸を上に(打点に)向けると力が入ります。
・3D Slow motion - Will Boe-Wiegaard and Novak Djokovic return 2nd serves.   -SCiO 3D Sports

https://youtu.be/R0rF6GKbosM

 


・片手バックハンド選手の山中太陽選手 - みんなのテニス研究所(みんラボ)facebook
https://www.facebook.com/701588913270251/posts/1405865229509279

 

 


○ダメな例(あくまで個人の見解です)


胸が打点(上)を向いてません。
上腕部が軸の機能をはたさずブレブレです。
これだと当てるのが難しくて、弱々しくて、肩を痛めます。三重苦です><
タオルの先を結んで縦に振る練習法を勧める場合もあるようですが、個人的には強く強く懐疑的です。胸を打点に向けようが無いし、そもそも動作として間違った意識づけをしてしまうおそれも><
 
ま、控え目に言ってデタラメです(あくまで個人の見解です)。
お前それガチで言うとんのかマジで言うとんのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい(あくまで個人の感想です)。

 

○関連リンク先:【期間限定】サーブは野球少年から学べ!コーチが教えてくれないマル秘グルグル
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000009305


■まとめ:胸が前を向いたままバンザイじゃ力は入らない
「高いとこにあるお皿を取ろうとしたら肩に痛みが走った」
「高いとこの戸棚を閉めようとしたら肩に痛みが走った」
力が入らないバンザイポジションで無理をしたために発生した

典型的なインピンジメント症候群による痛みですね><

胴体(胸)を前に向けた手だけバンザイしても力が入らないばかりか肩を痛める場合があります。

打点を高くとりたい場合は、腕だけじゃなくしっかり胸を上に向けるようにしましょう!

 
現場からは以上です。

 

○参考:サーブが速くてケガしずらい打ち方と、遅くてケガしやすい打ち方

コンピュータシミュレーションによって、表記の投球動作パターンを求めてみました。とのこと

 

・関節唇病変が生じにくく球速が最大になる投球動作-上からの視点 

https://youtu.be/0x8w1323nhc

 

・関節唇病変が生じやすく球速が最小になる投球動作-上からの視点

https://youtu.be/84XgwFL-p2E
 


○関連リンク先:勝手にプロネーションしちゃう!たった一つの冴えたやり方
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000005314

○関連リンク先:サーブの回転量の調整、どうやってる?
https://labola.jp/blog/user/263055/9000000000007984

○関連リンク先:自分の書いた「テニス」に関するブログ
https://labola.jp/user/263055/blog?tag=%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%B9

 

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