かなり立派なファーム球場　（ジャイアンツ球場）

今回、巨人３軍とＢＣリーグ群馬の交流戦を観戦したのはジャイアンツ球場。文字通り巨人ファーム（２軍・３軍）の本拠地です。

最寄駅は京王相模原線の「京王よみうりランド駅」。ここから前回書いたように坂道を１０分ほど登って行くと球場に到着します。

なお、小田急の小田原線にも「読売ランド前駅」というのがありますが、球場に行くのは京王利用の方が良いみたいです。

しかし夏はキツイです。他の来場者もゼイゼイハーハー言いながら坂道を汗だくで登っていました。

歩道には一定間隔ごとに選手・コーチ・監督の手形が埋め込んでありました。どの時点の球団在籍者かアウトサイダーの私にはあいにく分かりませんでした。（開場当時？）

これは香田コーチの手形。近鉄ファンにとっては忘れられない人です。

しかしながらファームの球場としては非常に充実した立派なものです。

内野クレー、外野天然芝。

フェンスに距離表示はありませんでしたが、調べると両翼９７．６ｍ、センター１２１．９ｍだそうです。ただし、背景の影響もあるのか狭く感じました。

照明は６基あります。

スタンドの収容数は４，０００人。

座席はバックネット裏～１・３塁ダッグアウト辺りまでが背もたれの無い個別席。それ以外の内野は長イス。

外野には入れないようです。（ちなみにレフト後方はすぐ崖らしいです。）

スコアボードは磁気反転式。右端中央にはスピード表示が出ます。

なお、バックネット裏にもスピード表示あり。（下記写真）

これが入口。有料の公式戦では左のチケット売り場で入場券を買います。（この日は無料。）

売店もこの日は閉まっていました。公式戦では開店し、写真のようなメニューがあるようです。なお、飲料の自販機は数台ありました。

室内練習場。

１塁側上部にはサブグランドまであります。

３塁側ブルペン。

スタンドにはＯＮのレリーフ。

レフト側のずっと奥にはよみうりランドがあります。

時々アトラクションの音やお客さんの歓声などが聞こえていました。

写真はランドへ行くロープウェー。これは球場のそばに乗降口はありません。既述の坂を上るしかないです。（汗）

ファームはこのように選手とファンの距離が近いのが魅力ですね。選手がサインや握手を求められるシーンは場内で頻繁に見かけました。

それは独立リーグにも共通する魅力です。独立リーグでは更に試合前と試合後に選手が球場の出入り口で観客を出迎え＆お見送りしています。

上の写真は群馬ダイヤモンドペガサス。今秋のドラフトで指名される選手は居るでしょうか？誰かが指名されることを祈っています。

ジャイアンツ球場はこのように非常に立派な施設なのですが、逆に「恵まれ過ぎていて選手のハングリー精神の邪魔になっている」という声もあるようです。

たしかに以前読んだ本で故・稲尾和久氏が「西鉄のファームの環境は非常に劣悪だった。一軍に上がった時、二度とファームには戻りたくないという一心で必死にプレーした」と語っていた記憶があります。

何事も表裏一体なのかもしれません。