秋季大会放浪記〜天理−立命館

  • 仲本
    2011年10月26日 23:14 visibility176


(このピンチも三振で切り抜ける)
順番が前後するが、秋の近畿大会1回戦、天理−立命館の試合。いつの間にかスコアの余白に「見逃し」「空振り」というメモが増えていた。

前半は立命館が毎回のように走者を出すものの、走者を二塁に背負ってから天理の左腕・中谷投手の直球が冴える。

先手を取ったのは天理。5回2死二塁から9番打者が三遊間を割るライナー性のタイムリー。立命館の先発は背番号10の伊藤投手。安定した投球で天理打線を退けてきたが、このときばかりは変化球がやや甘く入ったか。

追いかける立命館は7回、実に5度目の1死二塁という局面から7番打者がライト前に落ちるヒットを放ち同点。しかし後続は連続三振にうち取られ、この時点で三振は12個を数えた。

試合は1−1のまま延長へ。10回表、天理は2死から四球の走者を出すと3番打者がレフト線を破る二塁打で勝ち越し。続く4番はやや崩されながらもうまくバットに乗せてライト前に落としもう1点追加。8回から代わった立命館・坂戸投手は10回はカウントスリーボールの投球が続き、踏ん張りきれなかった。

これで準々決勝は天理と大阪桐蔭との対戦となる。勝てば春の選抜に大きく近づくが、負ければ他校との比較検討となる大事な一戦だ。両チームとも選手層の厚さゆえにかえって主戦投手が決まらないという悩みを抱えることもあるが、今シーズンはエースの軸がしっかりしている。見た限り打線の迫力は大阪桐蔭のほうがありそうだが、どんな試合になるだろうか。
(天理の応援スタンド。ここのブラスバンドも有名だがこの日はいなかった)
















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