1000冊記念北九州祭り〜その2・東筑高校

  • 仲本
    2015年10月07日 22:01 visibility1011







(これはマニアも納得の組み合わせ)

小倉高校が北九州市の東側・小倉の伝統校ならば、西側・八幡の伝統校はここ東筑高校だ。明治31年創立は小倉に10年先んじる。校是には「文武両道・質実剛健」を掲げる直球ぶり。

















野球部の甲子園出場は春2回夏5回と古豪というにはやや寂しいが、早稲田カラーのユニフォームは平成に入ってからも甲子園に姿を見せている。球界での一番出世は名将・仰木監督だろう。













(三塁側・九産大九州応援席。北九州市民球場は町の中にあるが、この方向だけ意外に山が近くに見える)

この日対するは九産大九州。今年の選抜に出場している実力校だ。もちろん準々決勝ともなれば、こうした名のあるチームを倒していかなければ先には進めない。












東筑の先発はエース左腕の梅田投手。まっすぐは球場の球速表示で125km/h内外だが切れはありそうで、ここまで勝ち上がってきたのもなんとなく納得できる。初回はヒットを打たれながらも0に抑えた。













九産大九州のマウンドには甲子園のマウンドも経験した左サイドスロー・岩田投手が上がっていた。つーか、このピッチャーが残ってたのか…



東筑は1番打者がレフト前へきれいに流し打って出塁するが後が続かず無得点。



2回以降のピッチングには明暗が分かれた。梅田投手も悪くはなかったが、この日は九州の打者にタイミングが合ってしまったようだ。前半5回で9本のヒットを浴びる。緩急を使う間もなくまっすぐをとらえられた感じで、失点は2点にとどめているが攻略も間近。



対する岩田投手はうまく打者の読みを外して凡打の山を築く。5回の裏に初めて無死一、二塁のピンチらしい局面を背負うが、内角をえぐる球でバントを空振りさせると、スタートを切っていた二塁走者を刺して切り抜けた。

























このぶんではよほどのことがなければ東筑打線が3点とるのは難しかろう。失点が2点でとどまることも考えづらい。帰りの都合もあり、5回終了をきりに球場を出ることにした。

(最終的には終盤に九産大九州が着々と得点を重ね、9−0という結果になった。)



福岡を勝ちきるには劣勢をはねかえすようなミラクルも必要だろう。東筑は近年もちょくちょく上位に進出している印象があり、小倉よりも復活が期待できるとみる。秋は残念だったが、一冬越えて投打に厚みが増せば面白い存在になるかも。














 

(東筑高校の横断幕と応援旗)

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