1000冊記念〜「夏連覇」の古豪
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仲本
2015年10月05日 23:39 visibility245
やはり1000冊目ともなると、ある程度それに見あったネタを持ってこないとな、といろいろ考えあぐねていたところ、福岡大会で小倉高校が準々決勝まで勝ち進んでいることがわかった。
試合会場は北九州市民球場、開始は日曜11時。朝早く出発して新幹線に乗ればぎりぎりなんとかなりそうなタイミングだ。
小倉高校。実はわたしも甲子園でお目にかかったことのないチームだが、昭和22年に旧制小倉中学として、翌年に新制小倉高校として、夏の甲子園で連続優勝を果たしている。堂々たる古豪だ。今年の秋の福岡大会はいわば地元開催ということもあり、さぞ盛り上がっているのではなかろうか。
一部マニアの間では「(選考で)逆転の小倉」という異名で呼ばれているそうだから、福岡でベスト8まで上がってきたからには、来年春の21世紀枠の最有力候補といってもいい。今見ておけば何かとお得、という下心も多分にある。
なんとか球場にたどり着いたのが11時半過ぎ。試合は両チーム無得点のまま、早いペースで4回裏に入っていた。
(三塁側・祐誠の応援席。同じ相手には二度も負けられない)
対戦カードは小倉ー祐誠。祐誠は最近上位に顔を出すようになったが、あまり聞かない名だ。ユニフォームの袖に久留米の文字が入っている。もとの校名は「久留米工大附」だったとのこと。最近は福岡の学校も公私立問わず校名変更が多くてちょっと戸惑う。
実はこの両チームは今年の夏も5回戦で当たっていて、このときは小倉が5−2で勝っている。
6回裏、祐誠の攻撃はヒットにパスボールなどで一死三塁のチャンスを迎えるが、続く打者が前進守備のセカンド正面のゴロ。ここは落ち着いて処理して本塁で刺した。
祐誠は7回の一、二塁のチャンスも捕手からの牽制で二走がアウトになり、結局無得点。
8回は両チームとも一死一塁からクリーンアップにバントまでさせて走者を進めるが決め手を欠き、0−0のまま延長戦に入った。
小倉のチャンスは10回表。先頭が死球で出塁する。型どおり犠打で二塁に進めると、二死から3番がショートオーバー・レフト前ヒットを放ってようやく均衡を破った。この回もう1本タイムリーが出て小倉は2点リードした。
(なんだかダサい感じに写ってしまったが、撮った人の腕が悪いのだ(汗)。小倉先制のホームイン)
10回裏、祐誠は四球と安打で無死一、二塁とする(小倉の投手は7回からリリーフ)。詰めを誤るとわからない局面になったが、続く打者のいい当たりはセカンド正面へのライナー、二走飛び出して戻れず併殺。ここも球運は祐誠に味方せず。
それでもヒットでつないだ祐誠、二死ながら二、三塁まで迫るが、最後の打者はショートゴロに倒れた。
小倉 000 000 000 2/2
祐誠 000 000 000 0/0
なお、延長戦に入ったときにはタイブレークのアナウンスはなかった。
小倉は見たところそんなに目を引くような投手や打線でもなさそうなのだが、これで準決勝へコマを進めた。九州大会の出場権が与えられるのは各県2位までという狭き門だが、勝って久々の春選抜を引き寄せることができるだろうか?
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