神宮の町の「早慶戦」〜宇治山田-伊勢(前)

  • 仲本
    2014年06月14日 21:01 visibility1884

それでは、土曜ワイド劇場(遠征)の本編を。



先週の土曜日の朝、伊勢市の倉田山球場事務所に電話をかけてみた。

「今日は中止になりました。14日の土曜日に延期です」

大阪ではそうでもなかったが、現地では前日からそれなりに降ったのだろう。仕事がたて込んでいてしんどい日程だったので、この延期は都合がよかった。



そこまでして見たかった試合というのは、伊勢で毎年この時期に行われている宇治山田高校と伊勢高校との野球部定期戦だ。



宇治山田高校といえば旧制・宇治山田中学の継承校。今年で96回を数える夏の高校野球選手権大会の栄えある第一回出場校にして、それ以来野球部は春夏の全国大会には出ていない。つまり全国大会から最も遠ざかっている学校として一部マニアには名を知られる。



対する伊勢高校は昭和31年創立と後発ながら、地域の進学校として躍進。野球部は全国大会出場こそ果たしていないが、昨年秋の東海大会に出場し、今年の春の地区21世紀枠に推薦されている。昨年は遷宮年として伊勢地方が大いに注目されたため、勢いを駆って選抜されるのではないか、ということでにわかに一部マニアに名を知られることとなった。



さらに今年は試合会場である伊勢市倉田山球場が改装オープンしたとあっては、



もはやワールドカップ自国開催に匹敵する好条件が揃っていて、見に行くなら今年しかないのである(無理やりワールドカップネタつっ込んでみました)。



大阪難波7時05分発の近鉄特急に乗り、9時前に宇治山田に到着した。宇治山田駅から倉田山球場方面へのバスは一時間に一本しかない。少々距離はあるが歩いて行くことにする。







まあ、曲がる角間違えたのだが(またか)。



そんなこんなで余裕をかましたつもりが球場に到着したのが試合開始の10時直前になってしまった。







守るクリーム色のユニフォームが伊勢、攻めるグレーが宇治山田。地元で「伊勢の早慶戦」と言われるゆえんだ。



(なお、宇治山田高校のほうが定期戦を働きかけたという経緯があることが当日の場内アナウンスで紹介されており、学校創立も宇治山田高校のほうが早かったことから、日記では便宜上「宇治山田-伊勢」と宇治山田高校を先に表記することとしている。)
























































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