技術の継承〜マネージャーさん、勉強中
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仲本
2014年06月01日 20:08 visibility272
(試合風景の撮影もマネージャーさんの仕事のうち。連盟やチームのHPに載せるのでしょう)
大学野球のスタンドに座っているのはだいたい関係者なのですが、その中でも応援団とマネージャーさんは制服やブレザー、スーツを着ているので目につきます。
この日は無料で入場できましたが、チケットを売ったりするのも各大学のマネージャーさんが持ち回りで対応しているようです。ああこの試合の当番は〇〇大学か、なんてことも、わかる人にはわかるそうです。
各チームのメンバー表。チケット売場で一緒に渡されることもありますが、この日はマネージャーさんがスタンドを歩いてひとりひとりに手渡していました。ありがたく頂戴しました。スコアメモをとる場合、背番号や選手名がわかるとやはり便利です。
スタンドに座っていると、近くの座席では先輩マネージャーさんが後輩にあれこれ教えていました。どうも後輩さんが第一試合の場内アナウンスをつとめたようなのです。聞いているとこれがなかなか面白い。いちいちメモしていたわけではないので、記憶を頼りに書きますが――、
「頭に「ふ」がつく名前は聞こえづらいから、「fu」の「u(う)」を気持ち長めに言うぐらいでちょうどいいねん。」
(フクダくんやフジイくんはけっこう難易度高いらしい)
「今日はおらんかったけど、同志社大学っていうのも、どうししゃの「お」をふつうより高めに言うたほうが、はっきり聞こえていいねん。」
(これは実演を聞くとその通りだと思った。アナウンス独特の技なのだろう)
「〇〇西高校、とかやったら、「〇〇西」「高校」よりか「〇〇」「西高校」のほうがいいねん。」
(微妙な違い)
など、など。
…じゃ、外行ってもうちょっと大きい声でやろっか!
先輩は後輩さんを連れてスタンドの外に行ってしまいました。
二人は同じ学校なのか、それとも連盟内の別チームなのかはよくわかりませんでした。どっちでもよいし、むしろ学校が違ってもこうした形で技術が受け継がれるのなら、それは好ましいことだと個人的には思います。
第二試合は前半五回を終了してグラウンド整備に入りました。バスの時間の都合でわたしは観戦を切り上げたのですが、球場外ではさっきの二人がまだまだ練習中なのでした。
新人戦は2年生までの大会です。マネージャーさんにとっても、下級生の大事な経験の場になっているのでしょうね。
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