社会人野球〜わかさ2試合目の続き

  • 仲本
    2010年10月31日 23:47 visibility141




(9回表。照明に照らされて水たまりが光っている。)
球場上空は雨雲がたれこめて、7回から照明が灯っていた。代打で出た先頭打者がファウルフライを打ち上げたが、追いかけた一塁手が雨でぬかるんだ投球練習場の芝に足を滑らせて転倒。打ち直しでややこしいことにならなければいいが…、なにしろ新薬のリードは1点だけなのだ。京都・わかさスタジアムで行われた社会人野球日本選手権の1回戦、かずさマジック−日本新薬の試合、大詰め9回表のことだ。

結局打ち直しは一塁のフェアフライ。続く代打も凡打に打ち取られ、2死走者なし。
代打攻勢3人目・加治屋が1ストライク3ボールからフォアボールを選ぶ。打順トップに還って加藤がしぶとく三遊間をゴロで抜くヒットで続くと、なんとなく雰囲気があやしくなってきた。試合開始前から降り続いてきた雨もここへきて激しさを増したような気がする。マウンド上は8回二死から代わった左腕・井藤だが、続く2番打者にもフォアボールで満塁。ここで新薬は投手を加藤に交代。投球練習を見たところ右のサイドスローだった。もしこいつがストライク入らなかったらどうするんだろ。

左打席に入ったのは3番鬼崎、今日はヒット2本打っている。1−1という早いカウントから打って出たが、打球には伸びがなく、やや左に動いたセンターのグラブに収まった。かずさは今日二度目の三者残塁を喫して試合終了。日本新薬が辛くも逃げ切った。

結局この試合唯一の得点は新薬の3番・箸尾谷の放ったソロホームランだった。飛距離は十分。レフトはポールの外だとアピールしていたようだが判定はホームラン。ネット裏上段、やや三塁側よりに座っていたので正面ではないが(むしろ横)、打球の方向と勢いからして切れなかったのではないか。右打者だったし、センターの旗を見ると風もなかった。スコアメモを見返すと日本新薬は3塁を踏んだのは実はこの1度だけ。8安打に8四死球でむしろ塁上をにぎわしたのはかずさだったが攻めきれず、雨中の一発に泣いた。

(レフトのポール。確かに短いような気もするが。ちなみに両翼は100m)
もうひと試合は画像の整理に手間取っているので、明日にでも。










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