第11回全国中等學校野球大會(アサヒスポーツ 大正14年)

我が家で一番古い野球関係の雑誌はこの第11回全国中等學校野球大會號ではないかと思う。

 

第11回と言えば大正14年で有る。

鳴尾球場から甲子園に移り2年目の大会で有る。

 

この大会は北は北海道、南は鹿児島迄と外地満州、朝鮮、台湾と各地区を勝ち上がった代表の22校が8月15日から23日迄開催された。

 

各地区代表校は以下の通りである。

 

代表校 (22校)

北海道 北海中 2年連続4回目 

奥羽 秋田商 初出場 

東北 仙台二中 初出場 

関東 前橋中 初出場 

東京 早稲田実 4年連続5回目 

甲信越 長野商 初出場 

北陸 敦賀商 初出場 

神静 静岡中 2年連続2回目

東海 愛知一中 3年連続7回目

京津 東山中 初出場 

紀和 和歌山中 11年連続11回目 

大阪 市岡中 2年連続7回目 

兵庫 第一神港商 2年連続2回目 

山陰 米子中 初出場

山陽 柳井中 初出場

四国 高松商 8年ぶり3回目 

北九州 長崎商 初出場

南九州 熊本商 初出場 

朝鮮 釜山中 初出場

満洲 大連商 3年連続4回目 

台湾 台北工 初出場

 

ベスト4へは熱戦の末に

高松商業、大連商業、早稲田実業、第一神港商が勝ち上がった。

 

高松商業🆚大連商業は9-2と高松商業が大勝。

早稲田実業🆚第一神港商は4-3と早稲田実業の辛勝で有った。

 

決勝戦は

高松商業🆚早稲田実業の対戦。

2回表に高松商業が連打で5点を入れ、早稲田実業も8回裏3点を入れて追いすがるがそのまま高松商業が逃げ切り5-3で勝ち、初優勝深紅の大旗を獲得した。

 

高松商業はこれで紫紺と深紅の二本の大旗を大正14年に置いて既に獲得しているのだ!。

 

高松商業はあの伝説のヒーロー宮武三郎と本田がリリーフで活躍した。また2年後の第13回選手権大会に置いても、あの水原茂と井川の投手で再度優勝している。

 

やはり高松商業は古豪で有り名門校なのだ。

 

最近は古い雑誌は雑誌に掲載されている広告を見るのも一つの趣味嗜好になってきているなぁ?

 

☆アサヒスポーツ第11回全国中等學校野球大會號より引用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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