ある意味リーグ戦より緊迫する入替戦(阪神リーグ入替戦)
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Mr.black
2022年10月25日 14:35 visibility437
大学野球の秋季リーグ戦は一部地域を除けばほぼ終了しています。
そして6校固定制のリーグを除けば、通常この時期は入替戦が行われます。
先日は私の地元関西にある「阪神大学野球連盟」の入替戦を観戦しました。
この入替戦、以前は無料でしたが、近年有料(一般1,000円)になっています。
それでも観戦の価値はあります。入替戦はある意味リーグ戦よりも緊迫する展開になるからです。
場所は大阪湾岸地の南港中央球場。
カードは「神戸国際大(1部6位)ー甲南大(2部代表 ※)戦」でした。
(※)阪神リーグの2部は東西2地区制なので、まず各地区1位校同士が対戦。勝った方だけが入替戦に出られます。今回は追手門学院大(東1位)と甲南大(西1位)が対戦して甲南大が勝ち上がりました。
入替戦は「2勝決着方式」。前日まで1勝1敗で、この日は決着がつく重要な第3戦。どちらにとっても「負けられない一戦」となります。
1塁側:神戸国際大(以下「神国大」)
ずっと以前に観戦した時は2部にいました。その当時は2部の中でも3~4位に位置し、それほど強いチームではありませんでした。しかし私の知らない内に強化されたのか近年1部に昇格していました。
(2020年の秋季リーグ戦後に昇格決定。この時はコロナの影響で入替戦が中止。「2部代表決定戦」に勝った神国大が自動昇格したようです。)
ユニはその観戦当時とは全く変わっており、付属高校にやや似たデザインになっています。
アイボリーユニに濃紺基調。
胸マークは三段。「KOBE」「Kokusai」「K.I.U」。
3塁側:甲南大
こちらは逆で最後に見た時は1部にいましたが、直近の今春に陥落してしまったようです。
1部復帰を懸けて意気上がっている様子でした。
ユニは以前と同じデザイン。
グレーユニに濃紺基調。
胸マークは二段。「KONAN」「UNIV.」。
恒例の監督背番号チェック。阪神リーグは「50」番です。
「30」が一番多く、次いで「50」という情報なのですが、個人的によく見るのは「50」の方です。僅差なのかもしれません。
さて、話を試合の方へ。
前日までの2試合は点を取って取られて、というシーソーゲームが続いたのですが、この第3戦は一転して投手戦に。
1回表に甲南大が2死1・2塁からタイムリーヒットで1点取った以外はゼロ行進。
お互いシビレる展開で試合が進んでいきます。
何としても昇格したい甲南大。膠着状態の6回表にギャンブルに出ました。
1死1・2塁からダブルスチールで2・3塁に。更にここで仕掛けます。
投球と同時にランナーがスタートし、バッターが叩きつけて高いゴロを打ち1点追加。上の写真で分かるようにバッターがまだ半分も走っていない段階で既にランナーは生還しています。
この1点は効きました。神国大に大きなプレッシャーとダメージを与えたと思います。
「負けて元々のチーム」と「負けたら降格というプレッシャーのかかるチーム」。こういう展開になると後者には大きな精神的ダメージです。
甲南大は更に9回表にダメ押しの3点目。これは四死球の後のワイルドピッチによるもので、やはり神国大投手陣にプレッシャーがあったのでしょう。これで勝負はつきました。
結局、3-0のまま甲南大が完封勝ち。これで2勝1敗となり、見事1部復帰を果たしました。
大喜びの選手達。おめでとうございます。来春1部リーグでの健闘を祈ります。
<来春の1部リーグ構成>
天理大・大阪体大・関西国際大・大阪電通大・大阪産大・甲南大
こちらは敗れて降格が決まってしまった神国大。さすがにガックリ肩を落としていました。
コロナ禍の中で苦労して掴んだ1部昇格。それを失ってしまったわけですが、来年ぜひ挽回してください。
平日のデーゲームの為、ガラガラのスタンド。(途中からもうちょっと観客は増えましたが。)
学校関係者・OB・保護者以外の一般人はほとんどいなかったことでしょう。
でも観客の多い少ない・マスコミやスカウトが来る来ないなど関係なく熱戦は繰り広げられます。
そんな場所に一回でも多く居合わせたい。これが私の願いであり生き甲斐でもあります。
いよいよ残り少なくなった今期の野球観戦機会。
あとほんの少しだけ頑張るつもりです。 どうか雨降らないで~。
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