【現地観戦記】フットサルW杯 スペイン×イラン

  • ひろ
    2012年11月10日 18:08 visibility593

日本代表の決勝トーナメント1回戦の相手が

直前親善試合でも戦ったウクライナに決定しました。



















決戦は明日、日本時間で11日 20:30から。

地上波録画放送は24:25からです。



残念ながら全国ネットではありませんが、フジテレビNEXTに加入すれば

全国どこでも生中継で見ることができます。





さて、どんどん勝ち進んでいく日本代表のおかげでネタは尽きないのですが、

ぼくの日記と言えば実はまだ1日目も書き終わっていない状況σ(^_^;)

ま、それだけ濃い旅だったということですねぇ。



さて、日付は11/2(金)に戻り、パナマvsモロッコに引き続いてのスペインvsイラン戦の様子を。



パナマ×モロッコってどんな話だっけ?という方はこちら参照。

http://labola.jp/diary/21379919





ちなみにこのアリーナ、バンコクフットサルアリーナの工期が遅れに遅れて

結局使用されなくなったためワールドカップ決勝戦もここで行われるそうです…



まーじーでー!?



ワールドカップ決勝戦の満員満席状態で、

張り切って買ったいちばん高い席の最前列から見えるのがこんな景色だったら…



















発狂しちゃいますよ…σ(^_^;)







おっと、話を2日に戻しましょう。

この日は幸い席はガラガラだったので、ぼくらも見やすい席へ移動。



ただ、トイレ休憩を済ませて帰ってくると観ていた席には別のひとが座ってました。



あら、ほんとのチケットの持ち主が2試合目から観に来たかな?と思ったら、

あれ?あなたたちさっきはぼくの前に座ってましたよね・・・(笑)



まぁ文句いう立場ではないので、更に別の席へ。



ひとつお隣のブロックに集団で座っていた現地のお客さんたちが



















































































































どうやら1試合目で帰った様子なので、そちらの席へ移動させてもらい~。 
2試合目のほうが絶対いいカードだと思うんだけどな。もったいない。





ワールドカップの予選ラウンドは毎日1会場で2試合実施され、同じチケットで観戦できます。

ぼくらは当然両方観ていくんですが、結構どっちかだけというひとも多かったです。



とくにこの日はツイッターを見てると多くの日本関係者は

ニミブットで17:00からイタリア×オーストラリアを観てからフアマークに移動し、

21:00からスペイン×イランを観るというひとも多かった様子。



なるほど、そんな手があるなんて思いつかなんだ。

わかってても到着1日目でその大移動はしんどいんでやりませんでしたが…



ただ、その移動してきた人たちのなかにまさかこのひとたちもいたなんて…!




それはミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督!
だけでなくコーチ兼通訳の在原さん、小森さんまで・・・!!


キックオフ直前に妻がふと振り向くと普通に3列くらい後ろに座っててびっくりしちゃいました。



















さて、 そんな予想外のハプニングに若干そわそわしながらキックオフ(笑)






















会場は突然にイランサポーターが増えだし、あちこちで「イーラン!イーラン!」の大合唱。
雰囲気的には完全にイランのホームです。


スペインはサッカーのイメージそのままにフットサルでも強国。
あのブラジルからワールドカップ王座を奪ったことのある唯一のチーム。

対するイランも長年アジア絶対王者として日本の前に立ちはだかり続けた存在。

今回のアジア王者は日本ですが、イランの実力はまだまだ健在なはず。


ワールドカップ初観戦となるぼくにとっては、




この試合がヨーロッパとアジアのレベルの差を測るものさしになると思っていました。




さて、そんな一戦の結果は・・・


11月2日(金) グループB

<ファマーク アイン アスタジア>

スペイン 2(2-0/0-2)2 イラン



FIFA公式サイト・スペインVSイランハイライト映像。

http://www.fifa.com/futsalworldcup/highlights/video/video=1822506/index.html






















なんと2-2の引き分け。正直、この結果はまったく予想していませんでした。

前半終了時点では2-0でスペインのリード。
たしかにイランは最初からよかった。おぉ、いけるじゃんイラン!と思いました。
しかしイランがどんなに鬼のようなプレスをかけても、
スペインは慌てず騒がず冷静にボールを回し、ちょっとの隙を突いてくる。

その"ちょっと"が積み重なって、気がつくとスペインがゴールを決めている。
そんな感じでした。
ハイライト映像を観るとあっさりとゴールを決めているように見えてしまいますが、
そこに至るまでの駆け引きのテンションはものすごいものがありましたよ。

でも本当にイランはすごかった。要所要所では互角の戦いをしているように見えるんです。
でも精度なのか、共通意識なのか、なんの差なのかぼくにはわかりませんが、
気がつくとそのちょっとの差が積み重なっている。

後半もこのままで、結果は4-1か4-2くらいでスペインの勝ちではないかと思っていました。


しかしハーフタイム中に散らばっていたイラン人サポーターたちが一同に集まり、
応援はますますヒートアップ!
これが通じたのかは分かりませんが後半はなんと完全にイランのペースに!

冷静に交わされていたイランのプレスが徐々にスペインの何かを狂わせ始めます。
シュートするたび、ゴールが決まるたびに会場は割れんばかりの大歓声!
体育館の屋根の構造なのか、普通より声も響くようでとにかくすごい迫力でした。


後半10分に2-2に追いつくと、ここからはどちらが勝ち越し点を取るのかのせめぎあい。
会場は完全にイランムード。

ぼくらは、妻がサッカー含めてスペインファンだし、後にはミゲルがいるし、
さらにその後にやはり固まってきたスペインサポたちの声があまりにイランに負けているので
スペインに肩入れして応援。

すぐ隣に座っていたイラン人親子と、残り5分間は応援合戦を繰り広げていました(笑)


「エスパーニャー!」

「イラーン!!」


まるで打ち合わせたかのように交互に叫び、相手がミスすれば「イェー!」
ボールを回してポゼッションすれば「ヴー!!」

声が途切れてふと横を向くと、少年と目が合いお互い「わはは!」と笑いあう。


う~ん。こういうのイイネ!


結局試合は2-2で終了。いきなりすごい試合を観た!
1試合目の牧歌的な雰囲気のなか11点も入った試合も面白かったけど、
この試合は技術、スピード、観客席の雰囲気、
すべて1段あがったこれぞワールドカップ!って感じの試合でした。

って、ワールドカップ初めてですけどね(笑)


試合後、もちろんミゲル監督たちに声をかけさせてもらいました。
明後日コラートへ行きます!がんばってください!!と英語で言うと、ミゲルは日本語で
「アリガト、サポートオネガイシマス」と言ってくれました。

小森さんには、この試合をどう見たか?
スペインが後半落としたのか、イランが素晴らしくよかったのか・・・?
質問してみました。

小森さん曰く、
イランももちろん凄かった。が、スペインはけが人がいて厳しい部分もあった。
強力なピヴォの彼が出ていれば、また違った試合になったかもしれない。
とのこと。

あー、たしかにアップに参加せずベンチにどかっと偉そうに座っている選手がいました!

























そうか、彼は怪我で出られなかったのか。
偉そうとか言ってごめんね゚+.((人д`o)


ただ、この試合のもうひとつの主人公は間違いなく彼らだったでしょう。

























彼らのイランの大合唱は、アリーナの雰囲気を1試合目とがらっと変えてしまいました。
選手たちだって人間です。応援の声に奮い立ちもするし、敵であれば焦りもする。
ごくごく単純なイランコールだけなんですけどね。声が揃った応援というのは素晴らしい!

隣に座っていた少年含めて、みんな引き分けだけど勝ったような雰囲気でしたよ。
「言っても引き分けだからね…(笑)」な~んてこの時は呟いてましたが、
今となっては「どの口がいうねん!」ですね・・・(;´∀`)ナハハ


最後にミゲル監督・在原さん・小森さんと
4ショット写真をお願いしちゃいました━━━ヾ(≧∇≦*)〃━━━!!

























いやぁ、試合は超当たりカード引くし。監督には会えるし。
こりゃ一日目から幸先がいいぜ~♪ってことで続きます!



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