【現地観戦記】全日本女子フットサル選手権 静岡県大会 〜後編

  • ひろ
    2015年08月22日 10:28 visibility1678

8月16日(日)

全日本女子フットサル選手権静岡県大会決勝トーナメント、観戦記後編です。準決勝の2試合を取り上げた前編はこちら。
http://labola.jp/diary/2144485001

東海大会進出チームは決まったものの、まだ3位決定戦と決勝戦が残っています。まずは3位決定戦、DFUT WINGSと楽笑舎の県リーグ対決。


前編で触れませんでしたが、DFUTのベンチにはアグレミーナ浜松・保田監督の姿が。浜松の監督になるずっと前から、DFUT WINGSコーチとして平野孝監督の補佐を務めています。このアップ、浜松の試合でも見たことあるやつだ(*^^*)


さらにFrontier FCではおなじくアグレミーナの曽根田選手が、golrira shizuokaでは小池選手が監督をしており、試合時のベンチに入ることはそう多くないはずですがこの日はFリーグが中断期間だったこともあって勢ぞろい!なんか変な感じですが、みんな浜松に入る前から女子フットサルにもこうやって関わっていたんですよねぇ。

というわけで3決はDFUTが勝って1~3位をアグレミーナ関係者で独占してほしいような、知り合いの知り合いも多い楽笑舎にフットサルの先輩として意地を見せてほしいような…σ(^_^;)


※素人が撮った下手くそな写真ですが、お金と時間をつかって会場まで通い夫婦で一生懸命撮った写真です。無断での転載・転送はご遠慮ください。

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【全日本フットサル選手権 静岡県大会】

3位決定戦
楽笑舎フットサルクラブ 0-5 スポパラDFUT WINGS(前半0-3)

[楽]得点者: なし
[D]得点者: 9.大石、7.鈴木、11.平松、11.平松、4.桃谷


この試合から4.桃谷選手が加わり1人増えたDFUT。しかしそれでもFPは7人で、6.粟冠、7.鈴木、8.緒方、9.大石の1stセットを基本崩さず、そこから1人ずつ控えに代えてローテーションしていくというスタイル。スタメンの4人の出場時間はかなりのものになるが、スタミナ切れを感じさせるような場面は少なかった。


試合は前半5分に元静岡県選抜・大石選手のゴールで動く。準決勝では無得点だったDFUTだがここからゴールラッシュ。


7.鈴木、11.平松のゴールで得点を重ねると3-0のリードで順調に折り返した。


後半、県リーグディフェンディングチャンピオンとして負けられない楽笑舎も必死で反撃を狙う。


前プレに加えて積極的にドリブルを仕掛けていきDFUTゴール前までは何度か迫るが…


しかし1点が遠かった。その間にDFUTに2点を追加され試合は終了。
スコアは0-5に完敗となったが、楽笑舎とDFUTにそこまでの差があったか…? この試合はフィニッシュの精度を含めた「個の力」で負けたという印象。両者は県リーグの次節10/17(土)に再度対決する。ここまで2連勝同士、優勝争いの行方を争うこの再戦では、楽笑舎の「組織力」で「個の力」を上回れるか!? (静岡県リーグ情報:http://shizuoka-futsal.jp/?page_id=432)



決勝戦
Frontier FC 2-1 golrira shizuoka(前半0-1、後半1-1、延長前半2-1)

[F]得点者: 19.鈴木、5.宮本
[g]得点者: 18.小畑



お互いに前日の東海リーグから3連戦、疲労もピークというところだろう。しかし既に東海進出は決まっているとはいえ、当然1位になった方が今後の組み合わせが有利になってくる大事な試合だ。(後から聞いた話だと、1位が岐阜県2位、2位が三重県1位と対戦するらしい)


準決勝の戦いぶりから感じた個人的な予想ではFrontierが優勢か。両者は既に東海リーグで対戦しておりそのときはFrontierが4-2で勝利している。


しかしそう単純にはいかないのがフットサルの面白いところ。立ち上がりはお互いに堅い入りだったが、コーナーキックからgolriraが虎の子の先制点を奪取。18.小畑選手のゴール!


後半、Frontierの鬼気迫る攻撃を必死に守るgolrira。しかし、そこから圧力を押し返すことができず、徐々にgolrira陣内でばかりプレーが進むようになる。後半は時計の進みが遅く感じたことだろう。しかし今季新加入のゴレイラ丸山選手が素晴らしく、再三のピンチをギリギリのところで凌ぐ時間が続いた。


だが後半14分、耐え切れずついに19.鈴木選手のゴールで同点に…


同点ゴールを決めた鈴木奈津美選手。今季バルドラール浦安ラス・ボニータスからFrontier FCに移籍した女子フットサル日本代表候補だ。

後半、防戦一方だったgolriraだったが追いつかれてからはもう一度奮起し反撃を開始。しかし勝ち越し点を奪うことはできず、試合は延長戦へともつれ込む。


両監督から熱い指示が飛び延長へ。こうなってくると、後半のほとんどを自分たちのペースで進めることができたFrontierが体力的に優勢か。徐々にスタミナの差が現れ始め、ついに5.宮本選手のゴールで逆転…


しかしFrontierはここで5ファウルに。延長戦では後半からのファウルカウントが試合終了まで持ち越される。Frontierは次にファウルを冒せば第2PKを献上。まだまだ勝負はわからない。

緊張感にあふれるピリピリした雰囲気の残り5分間。相手ファウルを誘うために積極的なドリブル突破を仕掛けたいgolriraだったが疲労と相手のプレッシャーから思うように攻撃できず、ロングボールを前線に入れるのが精いっぱいだった。試合巧者のFrontierは落ち着いて対処し、ついに6つ目のファウルは冒すことなく試合終了。逆転勝利のFrontier FCが今年も静岡女王の座を獲得した。


時間が押してしまったため表彰式はなし。サポーターに挨拶するFrontier。
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15分ハーフとはいえ4試合観戦は少々タフでしたが、どの試合もおもしろかった。東海リーグも県リーグもまだ観戦経験がないので比較対象はないのですが、この日のエコパサブアリーナ、けっこう観客が多かったような気がしますし、試合を宣伝するツイートをしたところ普段とは違うひとたちにRTなどの反応をいただきました。
DFUTの“飛び級”での県リーグ参戦に複雑な思いを持つ方も少なからずいるのかなとは思いますが、彼女たちがワンデイ大会ではなく公式の競技フットサルの大会で強豪に挑んでいく姿がTVで紹介されるのは女子フットサル・競技フットサル、ひいてはFリーグの認知度向上に大きく影響してくれるんじゃないかなーと感じています(^-^)

静岡代表となったFrontier FCとgolrira shizuokaは、下記の日程で東海大会に挑みます。今年はリーグ戦ではなく各県から2チーム出て準々決勝からのトーナメント戦!東海からの出場枠は2。ぜひ静岡の2チームが揃って全国大会に出てほしいなぁo(^-^)o

8月30日(日)東美濃ふれあいセンターアリーナ
10月4日(日)岐阜メモリアル


【関連記事】
2015/5/30 Fリーグ前座マッチ 丸岡RUCKレディース vs スポパラDFUT WINGS
http://labola.jp/diary/1817755010

2015/4/12 第4回日本フットサル施設連盟選手権レディースクラス
http://labola.jp/diary/1645935007
※Frontier FCが参加、優勝は丸岡RUCKレディース

2015/4/5 LUZ SELECAO CUP 2015 ~女子の部~
http://labola.jp/diary/1692215007
※golrira shizuokaが参加、優勝はバルドラール浦安ラス・ボニータス

2014/3/2 東海女子フットサルリーグ参入戦
http://labola.jp/diary/306305054
※楽笑舎 vs golrira shizuoka
































































































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