チーム運営はつらいよ(4)


久々に“チーム運営はつらいよ”シリーズです。もとは当チームへの私の愚痴でしたが、もし今からチームを作ろうとお考えの方の一助になれば、もしくは、現運営者にみんな苦労してんだなってのを共感してもらえば幸いです。

今回はマッチメイキングの話をします。フットサルでもサッカーでもある程度メンバーが固まり(私の理想はサッカーなら12から15名、フットサルなら8名から10名)、練習も月に2〜3回開催できるようになればいよいよ、試合をしたくなります。

試合をするために、手っ取り早いのはお近くのサッカー協会へ登録し、都市リーグへ参加することです。しかし、“ある程度経験者がいるチームが多く競技指向が高い”とか“4級審判がチームに3名以上いなきゃいけない”とか“チーム登録料、個人登録料がかかる”とか都市リーグに挑戦するためには越えなければいけないハードルが山ほどあります。フットサルは今のところ、そこまで、厳しくないですがそれももって2、3年じゃないでしょうか。協会はチームの運営体力を重要視しています。せっかく登録しても2〜3年で脱退されては困りものなのです。棄権が多かったり、日程に無茶をいうようなチーム、審判がろくにできないチームは参加まもなく除名ということもあります。参加する場合は特に代表者は相当な覚悟が必要です。

もうひとつは大阪で行われている、ウルトラリーグのような私設の草リーグへ参加することです。都市リーグよりはレベルも低く、熱心にやっているリーグでは都市リーグにも引けを取らない内容です。しかしながら、審判が全員素人となるので、判定があいまいだで乱闘がおきたり、相手が平気で棄権したりと、割と何でもありなので、都市リーグに比べると不安定な感は否めません。

そしてどちらにも共通することが、ある程度の競技指向がある点です。エンジョイで楽しみたいと思っている方や、競技経験がない方に100パーセント楽しめる場かというと疑問を持たざるを得ません。

あとは自前で、グラウンドを確保し、対戦相手を探し、マッチメイキングするしかありません。自分たちで試合を企画すれば相手をある程度、事前に選ぶこともできるので、競技指向がよほど高くない限り文句を言われる筋合いは無く、気持ちよくプレーできるでしょう。

ただし、これほど代表者にとってやきもきする作業はありません!
まずはグラウンドの確保。これは様々な方法があります。自治体のHPを調べるか、会社の福利厚生施設を当たってみましょう。自チームで月に1回はグラウンドを確保できるようにすれば、立派なものです。抽選攻略法を考え、激戦を制してまずはグラウンドを確保しましょう。

グラウンドの確保が終わればおのずと日程・時間が決まります。試合形式は4時間確保なら3チーム巴戦、6時間確保なら4チームで巴戦が主流ですね。確保時間数に応じて対戦相手を募集します。ここからは代表者の腕の見せ所です。独自のコネを使うもよし、インターネットの募集掲示板でなきつくもよし。現在のチームレベルと応募チームとの力関係を絶妙に計算し、マッチメイキングします。10日前になっても、対戦相手が決まってない場合は緊急事態です。思い切ってキャンセルするか、グラウンドの利用権利自体を譲る、もしくは練習に切り替えましょう。

対戦相手が決まれば、対戦チーム代表者の連絡先を携帯・アドレス共に抑えておきましょう。ドタキャン等々がありがちです。必ず認識しておきましょう。そして、当日の日程や、1チーム当たりの費用などしつこいほどに連絡しましょう。こっちはお膳立てしてるんだというアピールの意味もこめて!!

試合開催当日、ホストチームは入場できる30分前にグラウンドに集合し、設営の準備をします。グラウンドによっては石灰を用意しなくてはいけなかったり、用意するものが異なります。ある明石のグラウンドでは時間になるとおじさんが10人以上出てきて、線を引いたりしてくれるかわったグラウンドもありますが、ほとんどの場合は自分たちで作らなければなりません。これには秘策があります。以前所属していたサッカーチームにグラウンドを30分で書いてしまうマニュアルがありました!これは本当にすごいです。
5人で30分あれば、グラウンドの細かな基礎知識など無くてもひけます。私がやる気になればいずれ公開します。お楽しみに。

設営がおわり、代表者会議で料金を徴収、審判係のチームが試合を仕切ります。
ここまでやれば後は楽しむだけ!苦労した分は思いっきり元を取りしょう!!


























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