CiNEMA ReVIEW 22












“女子ーズ”(2014)





最近、「女子会」「女子旅」「女子トーク」と「女子」という単語を含む言葉が多用されているが、女性が飲食しながら歓談すれば女子会に違いなかろう(笑)どうせ、「女子〜」なんて言葉は、企業やメディアのアホどもが自らの利益を図って使い出したものだろう。



「女子」という言葉は、小中高校生、いっても大学生ぐらいの年齢の女性に使うイメージがあるけれども、本来は年齢は関係なく女性全般を指す言葉である。しかし、このところ使われている「女子」のカテゴリーに入る女性は“大人になりきれない、なりたくない女性”のようである。「女性」の美徳を身につけた大人の女性が絶滅危惧種なもんだから「女子、女子」とやたら騒ぐのかもしれない。



そんな「今どき女子」5人が、姓に色を表す文字が使われているからという理由だけで集められ、宇宙から地球征服のため来襲する怪人と戦う羽目になってしまうという筋金入りのB級である。5人が集まらないと繰り出すことができない必殺技“女子ーズトルネード”を使うにも、なかなか5人が、「今どき女子」ならではの理由〜マツエクやら野暮用やら身勝手な用事〜で集まれず、それなりに苦戦し、地球防衛?という使命を背負わされた「今どき女子」たちの取るに足らない悩みをコミカルに描いている。結構、“本”がしっかりしているので、そこそこ笑える。寧ろ、昨今の観る気も起こらないハリウッドの数倍はおもしろい。



因みに、レッドの唇の形が好きだなぁ〜(笑)
































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。