あぁ阪神タイガース

 

年々、野球は好きになるのに、まるでそれに反比例するように好きなチームへの思いれは小さくなってきている気がします。

 


 どの球団にも思いれの様なものが生まれ、そして心の中で育ってきています。


 例えばパリーグで言えば・・・北海道日本ハムの選手育成は素晴らしいと思うし、

 去年の楽天の日本一は心から感動したし、

 ドラフトで京大の田中投手を指名した千葉ロッテから今後目が離せないと思っているし、

 埼玉西武には僕と同姓の野手がいるので頑張ってほしいと思っているし、

 オリックスは地元関西の球団として大事に思っているし、

 僕が人生で最も感動した「胴上げシーン」はソフトバンクが初の日本一になった時に孫オーナーが選手と一緒に満面の笑みでグランドに降りた場面なのです。

 

 

  

 くどくなりますがセリーグも言うと、去年ナゴヤドームに行ってからしばらくは「燃えよドラゴンズ」の鼻歌ばかり唄っていたし、

 今年の夏は横浜スタジアムで買った「三浦大輔」のタオルが手放せなかったし、

 僕の出身大学の誇り古田敦也さんの在籍した球団はヤクルトだし、

 僕が最も尊敬する野球人桑田真澄さんは日本では巨人一筋だったし、

 広島は人生で何度か阪神から乗り換えようと思った好きなチームです・・・。


 そう、僕は結局は阪神ファンなのです。


 今年は晩秋までプロ野球をワクワクして観ることができたことに感謝しています。


 和田豊監督は、現役時代は低迷阪神の希望の光でした。


 開幕からの連続試合安打記録などに僕らは心から拍手していました。


 しかし、真弓監督の時もそうだったんですが、阪神の監督って、現役時代はファンから称賛の嵐を受けていても、監督になった途端にマスコミ・ファンから批判の矢面に立たされることが多くて、見ていても何とも言えない気持ちになります。


 「監督は大変なんだから一切批判はするな」なんて野暮なことは言うまい。


 しかし、プロスポーツの監督って、本当に大変な仕事なんだな・・・と和田監督を見ていて改めて思わされました。


 勿論、プロ野球の監督みたいな分かりやすい形でなくても、組織の指導者・先導者というのは同じような宿命を背負い、ストレスを抱えていきておられるのでしょうが・・・。そして、また市井に生きる我々も組織に属して働いている限り、同じ立場にいつか立ってしまう時が(幸か不幸か)来るのかもしれません。


 10歳からプロ野球を見続けていますが、40歳前になってようやく「監督って大変だな」と思うようになりました。


 もう年齢的に選手に自己投影するより指導者に自己投影する方がなナチュラルに思えてきたのかな?


 来年は和田監督の心からの笑顔と胴上げが見たい。


 和田監督はじめ阪神タイガースの皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとう。


 


 

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