びわスポ大好発進　浦本投手も万全

　　京都府立大　000000＝0

　　びわスポ大　12220Ｘ＝7

　　（規程により6回コールド）

　　2010年春に僅差で一部最下位に沈み、入替え戦でも惜敗で涙を飲んだびわこ成蹊スポーツ大学。

　　その後、2010年秋の二部で3位、2011年の春に2位と好成績を残してきたが、悲願の一部復帰へは届かないまま、二部で迎えるシーズンも3回目を数えてしまった。

　この秋にかける思いの強さがスタンドで観る者に痛いほどに伝わってくる開幕戦だった。

　エース浦本投手が京都府立大学につけ入る隙を与えない万全のピッチング。

　打線も容赦なく京都府立大の三木投手を攻め立てる。

　粘り強く投げる三木投手の精神力も素晴しかったが、びわこ成蹊スポーツ大学の勢いを止めることはできない。

　特に四番の岡田外野手の打棒は凄まじく、あとホームランさえ出ればサイクルヒット達成だった。

　ほぼびわこ成蹊スポーツ大学のワンサイドゲームであったが、二部優勝そして入れ替え戦に勝利しての一部復帰を狙うチームとしてはただの通過点に過ぎないだろう。

　秋深まるころの歓喜を予感させるびわこ成蹊スポーツ大学の船出となった。