アンダースローは大器晩成?

 まずは何より、2020年、東京オリンピック開催決定。

 招致活動に大活躍した太田雄貴選手の歓喜を目にすることができ、僕もとても誇らしい気持ちになりました。

 フェンシング選手が日本のためにこんな大きな働きをされていることに言葉にできないほど感慨を覚えました。

 僕も3年間だけど本当にフェンシングをしてよかった。

 2020年、僕の娘は8歳。

 僕の解説つきでオリンピックのフェンシング競技をテレビ観戦・・・いや、娘と一緒に東京にフェンシングの世界最高の舞台を見に行きたいな。

 

 さて、ここから野球ネタです。

 

 僕は、どちらかといえば「本格派」と呼ばれる投手より変則的な投法で投げる投手や制球力で勝負する投手に惹かれます。

 

 

 アンダースローの投手にも憧れます。

 

 僕はアンダースローの投手について、以前から気になることがあって・・・あまり高校卒業時にドラフトにかかるアンダースローの投手っていないな・・・と思うのです。

 

 そこで、往年の主なアンダースロー投手のプロ入り前の所属について調べてみました。

 

 秋山 登(明治大学→大洋)193勝171敗

 

 足立 光宏(大阪大丸→阪急)187勝153敗

 上田 次朗(東海大→阪神)92勝101敗3s

 小川 健太郎(明善高→中日 ※テスト入団)95勝66敗

 金城 基泰(此花商高→広島など)

 坂井 勝二(専修大→大毎など)166勝186敗1S

 佐々木 宏一郎(岐阜短大付属岐阜高→近鉄など ※大洋テスト入団)132勝152敗4S

 杉浦 忠(立教大→南海)187勝106敗

 高橋 直樹(日本鋼管→東映など)169勝158敗13S

 仁科 時成(大倉工業→ロッテ)110勝108敗1S

 松沼 博久(東京ガス→西武)112勝94敗1S

 皆川 睦雄(米沢西高→南海)221勝139敗

 山田 久志(富士製鉄釜石→阪急)284勝166敗43S

 若生 忠夫(東北高→西鉄等)105勝107敗

 渡辺 秀武(日本軽金属→巨人など)118勝100敗8S

 山下 律夫(近畿大→大洋)103勝101敗16S

 

 何と、予想以上に大学・社会人野球を経てのプロ入りが多かった!

 上にあげた投手にも高校時代にアンダースローで投げていなかった方もおられるかと思いますが、やはり高校生のアンダースロー投手というのはドラフトで指名されにくいのでしょうか。

 高校生のアンダースロー投手で良い選手がいても「大学や社会人での活躍を見てから・・・」となるのかな・・・。

 ピッチャーの投げ方は「この投手はアンダーであの投手はサイド」という風にきっちり分類し難いこともありますが、アンダースローに見える投手で高校卒業時にドラフト1位指名された選手もおられたように思います。

 そう考えると、必ずしも「アンダースローの投手は高校卒業時にドラフトで指名されにくい」とは言い難いかもしれません。

 しかし、山田久志さんや杉浦忠さん、皆川睦雄さん、秋山登さん、高橋直樹さん・・・といった今後も長く語り継がれるであろうたくさんの勝ち星を挙げたアンダースロー投手が大学や社会人を経験してからプロ入りしていることは一定の傾向を示唆している気がします。やはり「晩成型」なのでしょうか。

 

 牧田和久選手(埼玉西武)や渡辺俊介選手(千葉ロッテ)も高校卒業時にはドラフト指名を受けていない選手。

 ぜひこれからも「晩成型のアンダースロー」を体現してほしいものです。

 

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