「KANO 1931海の向こうの甲子園」を観て

 (写真は母校の甲子園出場時の入場旗で記事に直接関係ありません)

 

 KBS京都で「KANO 1931 海の向こうの甲子園」を放送してくれました。

 以前から見たかった映画だったので嬉しかったです。

 録画して2回観ました。

 素晴らしい。

 

 この記事を読んでくださる方の多くがご存じと思いますが、この映画は日本統治時代の台湾の嘉義市にあった嘉義農林学校の甲子園での活躍を描いた映画です。嘉義農林が甲子園球場で行われた第17回全国中等学校野球優勝大会で準優勝したエピソードを中心に描かれています。

 

 野球好き、とりわけ高校野球や野球史好きにはこたえられない映画です。

 この映画を見て、心が震えた点を挙げるといくつでも挙げられそうなのですが、まずは甲子園のグランドの1931年頃の雰囲気が再現されている様が良い。コンクリートの外野フェンスがホームベースから見るとはるか彼方にあるように見えたり、ダッグアウトに木製の部分があったり、そんなところが「あぁ、自分が知っている甲子園球場と違っていいなぁ」と思いました。「大鉄傘」の雰囲気も随分今と違います。

 そして、何より、人種を越えてチームが一つになり勝ち上がっていく様子。夢中になる誰もの心を束ねる野球、そしてスポーツの素晴らしさを感じます。スポーツこそ平和の象徴。

 

 この夏はNHKのドラマ「1942年のプレイボール」も素晴らしかった。

 

 戦争と野球のコントラスト。

 

 野球をはじめとするスポーツを通じ、宗教や民族、政治体制の違いを越えて人類が喜び合い、称え合い、調和することを願います。

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