極一部の入場者だと信じたい(擁護はしてません)

  • もぐら
    2008年07月23日 14:23 visibility42


まず、今回のような事件が起きてしまった以上
それが、浦和側観客席からの行為だったことに関しては
反省すべきであるし被害に遭われた方には謝罪したい


関東地方はほとんどの公立学校が夏休みに入って
多くの会社が3連休となった最終日

もぐらは自分の誕生日を祝う意味も重ねて

さいたまスタジアム2○○2にサッカー観戦に行った


川崎フロンターレがJ1に復帰してから続く
屈指の好カード、双方共に攻撃的なクラブである
守備に関しては現在のデータでは川崎に難がある

得点と失点が拮抗している状況、かつては浦和もそんな時期があった
2点穫られても3点穫りかえせばいい試合をしてきた

今はつまらないと言われながらも手堅い守備で失点を大きく減らしている


この日、高原が浦和に移籍後リーグ戦においてホーム初得点をした
鮮やかな抜け出しから、本来守備の人である鈴木啓太のパスを見事にキープ
DFを交わして見事に川崎ゴールに叩き込んだ



浦和の最多得点者は闘莉王の9点、
かつてのリーグ得点王だった高原は期待された活躍が出来ずに
闘莉王の3分の1にしかならない3点目

復活ののろしとなる先制点だったのだが・・・



3人の出場停止者をだしていた浦和は
守備の連携にミスを連発し結局逆転負け、今季最多タイの3失点での敗戦となった


事件は試合終了後に起きた


僅か2ヶ月前ガンバ大阪との試合で
ガンバ側応援席から、意図的に浦和側応援席へと水風船が投げ込まれた事に端を発した
乱闘騒ぎが同じ埼玉スタジアム2○○2で起きた


これは試合入場前から、試合内容とは全く関係無しに且つ計画的に準備された
Jリーグ史上最悪の観客による行為だった


本来ならばこの後行われる試合に於いては
投擲に使われる可能性があるペットボトルはクラブとして持ち込み禁止にしておくべきだった

事前の発表を確認していなかったもぐらは当たり前のように、
当日は紙パックの飲み物を持ち込んだそれが普通の思考だと信じている




今回の事件は、前回のガンバ大阪側からの投擲とは違って
あらかじめ準備されたモノではなく、ゴミ箱にあったペットボトルを使って
大量失点という不甲斐ない結果があって行われた


元々さいたまの住民で、不甲斐ない浦和の試合も数多く観てきたもぐらには
また悪い癖が出ちゃったねぇ〜ぐらいの受け止めかたをしたのだが


今回犯行(行為者は逮捕された為)に及んだ容疑者は
試合の流れでむしゃくしゃしてやったと証言しているそうだ

そして、投擲の目標は相手クラブの観客では無く
川崎サポーターの待つ南側ゴール付近に整列していた
川崎フロンターレの選手に向けてメインスタンド2階席から投げたという


結果的に頭の弱い容疑者は体力も比例して弱かったらしく
ピッチにいる選手には届かずにスタンドの1階席にいた相手クラブのサポーターに
当たってしまった、幸いに重傷にはならなかったものの、もしも後頭部などに当たっていれば
運動障害などの後遺症が残ったり重篤な結果になりかねなかった。



まず、目的がどうあれスタジアム内でピッチや観客席にモノを投げ入れる行為は許されない事で
これは全ての競技において共通のルールだこれは間違いのない話、
今回も前回も絶対やってはイケナイ事をやった観客がいた





ここで改めてふたつの事件をもぐらなりに検証してみた

5/17のガンバ大阪の場合は、投げるモノを準備して入場し
コレをクラブ・試合運営側が発見出来なかった
そして、早急に対応することをせずに、試合後の乱闘に発展していった


スポーツも一緒ですが事件にもタラレバは無いけれど

もしもガンバ戦でクラブ側が早急に水風船投擲犯を確保して退場させていれば

あるいは周辺に居たはずのガンバのサポーターが
不届き者を取り押さえて突き出す事をしていたら
スタンドから通路に勝手に落下したとはいえ多くの怪我人を出さずに済んだかもしれない






今回はたぶん普通に入場してきた極々普通の観客だったのが
スタジアム全体の雰囲気に呑み込まれ、
本来投擲に使われるモノではなかったけれど
クラブの見落としから持ち込みを許可されていたペットボトルに目を付けて
その場で発作的に計画し自分の体力を鑑みないで実行に至った

もしも5月の事件を再発させない努力を徹底してペットボトルを持ち込み禁止にしていたら
怪我人どころか事件も発生しなかったかもしれない







Jリーグが発足する前にプロ野球でも似たような事件は有った
ほんの数年前にでも、
スタンドから不甲斐ないチームの選手に対して
スタンドからグラウンドにカセットテープレコーダーが投げ入れられた事があった




不甲斐ない闘いをするチームといえば初期の浦和では
有りとあらゆるものがピッチに投げ入れられてきた

そのほとんどは
その場の怒りをぶつける手だてとして、手当たり次第に投げたのが元だった


今回、自分で持ち込まなかったペットボトルが投げ入れられた事で
ペットボトルは将来持ち込み禁止になると想像される
(もしも持ち込み禁止にしないならさいスタには・・・)



もぐらが気にして止まないのは5月の件の方で
その場にあったモノでは無く意図して持ち込まれたモノを投げた事

意図して持ち込む場合は自己申告などはしないし
手荷物検査でも口には出さないだろう

言いようによっては、もぐらが選手達やスタンドを撮影しているカメラでさえも
投擲するモノに変わる事はあるだろうけれど
これは元々投げるつもりで持ち込みしてはいない







 


前回のガンバの件も今回の浦和の件も
極々一部の心ない観客(サポでもファンでも無い、タダの入場者)による行為で

特定のクラブやサポーターを非難するのはどうかと私は思う


まぁクラブに関しては運営上の問題で手落ちがあったのは間違いない

けれども、アルカイーダの様にクラブが犯罪者を育成している訳では無いのだから
非難すべきは、散発的に発生する事件の当事者であって
集中してどこのクラブがという扇情的な意見は慎むべきでは無かろうか




例えば川崎サポーターが着ているTシャツ着用していてもそれが全て
川崎サポかどうかは解らないのだから
(これはどこでも同じ、たとえばフクアリでジェフのTシャツ着ててもジェフサポとは限らない)



あんまり頼りにはならないけれど
Jリーグと各スタジアムの会場運営者に対して
対策をお願いしたい、それはただ厳重にするだけの警備ではなく
持ち込み荷物の確認方法や持ち込み可能物の選定など多岐にわたると思う






場内で販売される飲食物、特に夏場では飲み物をもう少し安く提供するため
近くにあるイオンと協力して同程度の価格にするとか
デポジット制のリユースカップを使えばかなり現実的な値段で行けると思うのだけど・・・
そうすれば投げるものも少なくなっていくし、携行品も少なく身軽に観戦出来る!
やれることは沢山あると思うのですよ






だから、ガンバ大阪の観客がどうだとか
浦和レッズのスタジアムがどうだとか

不確定な情報に踊らされて、まるで観てきたかの様な言葉で
何かといえば煽ってばかりで




なんの解決策も論じる事のないお話はしたくないしみたくない

どうすれば、安全な環境で素晴らしい試合を観ることが出来るのか
実りある議論をしてみたい


一俵の米俵に米粒大の小石が紛れ込んでいたとしても
米俵に入った米全てを捨てる事はしない、

たとえ欠けた米があっても
他の米と共に炊きあげれば美味しいご飯にきっとなる





小石はどこまでも石だから食べられないけれど
食べ物としてではなく別の使い方をすれば役に立つこともあるだろう




小石を見つけた米俵に小石入り注意!
と貼り紙するのは愚策であり
食べる前に良く洗いその都度石を見つけることが肝要だ







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